日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2022-01-01から1年間の記事一覧

水害を最小限におさえる知恵「霞堤(かすみてい)」 福岡県朝倉市屋永

『地形と日本人』(金田章裕著)P.84-88を拝読していると、「霞堤(かすみてい)」という堤防のことが紹介されていました。霞堤とは河川が氾濫したとき、その被害をできるだけ小さくするために工夫された堤防のことです。図式化すると以下のようなしくみの堤…

大原八幡神社参道脇にまつられる庚申塔 福岡県京都郡苅田町新津

福岡県 京都(みやこ)郡の苅田(かんだ)町新津(あらつ)に大原八幡神社が鎮座します。この神社参道脇におおきな庚申塔がまつられていました。 一の鳥居脇に庚申塔がまつられています。 場所:福岡県京都郡苅田町新津 座標値:33.751547,130.970371 猿田彦…

秋吉台自然動物公園サファリランド 山口県美祢市美東町赤

2022年8月13日撮影。山口県美祢市にあるサファリランドを訪れました。自家用車で動物たちのいるエリアにはいっていきます。動物園以上に、動物を近い距離でみることができるので子どもは大喜びです。開園直後は、車が渋滞しました。そのため後ろの車にせかさ…

石造りの水道橋「若宮井路(わかみやいろ) 笹無田石拱橋(ささむたせっこうきょう)」を訪ねる 大分県竹田市 狭田

冊子『竹田は石と水の織りなす文化』(岡の里事業実行委員会)P.22~27に、大分県竹田市に残る主な石橋が紹介されています。 竹田市は、その周りを久住(くじゅう)連山、阿蘇外輪山、祖母山などに囲まれています。過去、4回おきた阿蘇山の大噴火により、火…

現存数のすくない「輪中堤」を訪ねる 福岡県三井郡大刀洗町大字三川

学生のときのかすかな記憶ですが、社会科の授業のなかで「輪中(わじゅう)」という言葉を習ったことをおぼえています。輪中というのは、洪水から守るために、周囲に堤防を築いている集落のことだと記憶しています。最近、拝読した本のなかに、この輪中とい…

負立八幡神社の境内にまつられる6基の庚申塔群 その2 福岡県飯塚市柏の森

負立八幡神社の境内に、合計6基の庚申塔が祀られています。前回の記事では、そのうち2基をご紹介しました。今回の記事では、残り4基の庚申塔をご紹介します。4基の庚申塔は負立八幡神社参道の左側にまつられています。 参道の左側に高木神社の小さな鳥居があ…

負立八幡神社の境内にまつられる6基の庚申塔群 その1 福岡県飯塚市柏の森

2022年6月26日飯塚市 柏の森(かやのもり)地区にある「負立八幡神社(おいたつはちまんじんじゃ)」境内に、複数の庚申塔がまつられているのをみつけました。合計すると6基の庚申塔群です。 まず、上の写真のうち2枚目、比較的あたらしい時代につくられたと…

口戸摩崖仏(くちどまがいぶつ) 大分県大分市口戸平野

2022年7月17日に、大分市にある口戸摩崖仏を訪ねました。 場所:大分県大分市口戸平野 座標値:33.1742897,131.5634003 七瀬川の左岸、高さ73mほどの丘陵地中腹 南面に「口戸摩崖仏(くちどまがいぶつ)」は彫られています。 摩崖仏は、高さ1.8m、奥行き1.4…

困難を極めた工事の末できあがった水路 大分県竹田市九重野百木

2022年7月23日(土)に、音無井路十二号分水(おとなしいろじゅうにごうぶんすい)を訪ねました。以下、「円形分水」と略します。『九州遺産 近現代遺産編101』P.22,23に掲載されている写真がとても美しいです。いちど実際に見てみたいと思っていました。 場…

稲積水中鍾乳洞 訪問 大分県豊後大野市三重町中津留

2022年7月23日(土)に、大分県豊後大野市にある稲積水中鍾乳洞(いなづみすいちゅうしょうにゅうどう)を訪問しました。大分県にすんでいたときにも、行けておらず、ずっと訪問してみたいと思っていた場所です。 場所:大分県豊後大野市三重町中津留300 Goo…

高瀬石仏 大分県大分市高瀬加羅

大分県内の石仏や摩崖仏(まがいぶつ)は、豊後大野市、臼杵市、国東市など比較的地方にあるイメージをもっていました。開発が進んでいる大分市内にも摩崖仏(まがいぶつ)があることを知り、訪ねてみることにしました。 場所:大分県大分市高瀬加羅 座標値…

福智山ろく花公園のユリ 福岡県直方市永満寺

福智山ろく花公園へ「ユリ」を観にいきました。ユリは、その種類によって開花時期が異なるようで、だいたい、5月から8月のようです参照。2022年7月10日に公園を訪れたときは、オニユリ、スターゲイザーという種類が、美しく咲いていました。花に詳しくはあり…

鷹取山 山頂の景色 福岡県直方市大字永満寺

2022年7月10日(日)。直方市(のおがたし)にある標高620mの鷹取山。朝5時30分ごろ、眼下には雲海がひろがっていました。およそ6時ごろに、すぐ近くの福智山山頂ふきんから朝日が顔をだしました。山際では水しぶきをあげる波のように、雲が上昇してゆきます…

漁火 福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿

2022年7月7日。「天の川を見てみたい」という、子どもと一緒に、夜空を見に、近場のできるだけ暗い場所へいってみました。薄曇りで月も出ていましたし、周囲からの町の灯りも明るいため、天の川どころか比較的明るい星をみることもできませんでした。 ただ、…

八劔神社から剣岳山頂へ 福岡県鞍手郡鞍手町中山

八劔(やつるぎ)神社から、八劔神社上宮がある剣岳山頂へと歩きました。以前の仕事場では、仕事帰りにときどき立ち寄った場所でもあります。ひと気が少なく、心安らぐ場所です。

燃えているような空

2022年7月2日土曜日19:49 まさに空が燃えているように真っ赤でした。とてもきれいだったので思わず写真に撮りました。

飯塚天満宮の鳥居そばに祀られる庚申塔 福岡県飯塚市宮町

福岡県飯塚市宮町に曩祖八幡宮が鎮座します。 曩祖八幡宮の境内社として、飯塚天満宮と祇園宮があります。飯塚天満宮の鳥居そばに二基の庚申塔と思われる石塔が祀られていました。 二基の石塔に向かって右側の四角柱石塔表面の文字は確認できません。しかし…

出入り船舶見張り所跡 福岡県北九州市若松区浜町

北九州市若松区に下の写真のような、コンクリート製の小屋がのこっています。北九州市若松区と戸畑区をむすぶ若戸大橋の直下です。 場所:福岡県北九州市若松区浜町 座標値:33.903811,130.815101 この小屋はなんであったのか、気になってしらべてみました。…

芦屋海岸 福岡県遠賀郡芦屋町山鹿

春日神社境内に祀られる三基の庚申塔 福岡県田川市宮尾町

田川市宮尾町の春日神社境内に三基の庚申塔が、半円状にならべられています。独特な祀られかたです。円の中心から周囲の庚申塔をおがむような形になっているようです。 本殿にむかって左手側のクスノキの下に庚申塔は祀られています。 ①の庚申塔 場所:福岡…

もととりあじさい園 福岡県直方市上頓野

2022年6月26日(日)、「もととりあじさい園」のアジサイは、すこし見ごろを過ぎ、枯れ始めている花が多くみられました。しかしそれでも、全体の1/3ほどのアジサイは美しく、楽しむことができました。 場所:福岡県直方(のおがた)市上頓野(かみとんの) …

長崎街道『飯塚宿』の史跡を巡る 福岡県飯塚市本町

飯塚宿が設けられた具体的な年代はあきらかにされていませんが、内野宿と冷水峠が開かれた1612年(慶長十七年)頃に、飯塚宿も設けられたのではないかと考えられています(参照:『長崎街道/大里・小倉と筑前六宿』P.66,67)。2022年から数えると400年以上…

秋月街道 猪膝宿(いのひざのしゅく)に残る史跡 福岡県田川市猪国

豊前国小倉藩と筑後国久留米藩を結んでいた秋月(あきづき)街道。秋月街道沿いの宿場町のひとつとして「猪膝宿(いのひざのしゅく)」があります。宿場町には、高い確率で庚申塔がまつられています。そのため庚申塔をさがしに猪膝宿へと足をはこびました。 …

秋月街道沿いに祀られる「こづきの神様」 福岡県田川市宮尾町

『秋月街道をゆく(秋月街道ネットワークの会編)』P.50、「猪膝宿」の項目に「こづきの神様」という神様の名前がでてきます。「こづき」?とは聞きなれない言葉です。ちなみに、猪膝宿という地区は福岡県田川市猪国にあります。「こづきの神様」は福岡県田…

長崎街道 飯塚宿にあったポストの元祖『黒ポスト』 福岡県飯塚市本町

長崎街道沿いの史跡を探していると、福岡県飯塚市の本町商店街のなかに、今の赤色のポストとは異なる、黒い色のポストが設置されています。この『黒ポスト』がなんなのか、気になったので調べてみました。 場所:福岡県飯塚市本町 座標値:33.638836,130.684…

石炭採掘で犠牲となった小鳥を弔う『小鳥塚』 福岡県飯塚市上三緒

場所:福岡県飯塚市 上三緒(かみみお) 座標値:33.620872,130.716297 飯塚市の上三緒(かみみお)という地区。綺麗な住宅街のなかに、鳥の形をした塚が建てられています。小鳥塚です。 小鳥を供養する、とても珍しい塚ですが、どうして小鳥を供養している…

地主神社に祀られる6基の庚申塔⑥ 大分県国東市国東町鶴川

大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から6番目の庚申塔をご紹介します。 場所:大分県国東市国東町鶴川 座標値:33.5593605,131.7357941 一面四臂…

地主神社に祀られる6基の庚申塔⑤ 大分県国東市国東町鶴川

大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から5番目の庚申塔をご紹介します。 場所:大分県国東市国東町鶴川 座標値:33.5593605,131.7357941 風化が、…

地主神社に祀られる6基の庚申塔④ 大分県国東市国東町鶴川

大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から4番目の庚申塔をご紹介します。 「青面金剛尊組中□□」という文字までは、なんとか目視で確認することがで…

地主神社に祀られる6基の庚申塔③ 大分県国東市国東町鶴川

大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から3番目の庚申塔をご紹介します。 場所:大分県国東市国東町鶴川 座標値:33.5593605,131.7357941 「青面金…