日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

チンのウバ塚 福岡県八女市星野村

福岡県八女市星野村に、「チンのウバ塚」という珍しい名前のお墓があります。横幅が約9m、奥行きが約3m、高さは1.5~2mほど。積まれている石は、両手の平でかかえてもちあげられるほどの大きさです。その石の形から、すぐそばを流れる星野川の河原からもって…

王子神社の参道脇に祀られる二基の庚申塔 大分県佐伯市蒲江大字楠本浦

大分県佐伯市蒲江(かまえ)の楠本浦(くすもとむら)という地区に、王子神社が鎮座します。楠本浦は湾と山々に囲われた小さな集落です。 五基の石塔群が、王子神社参道入口脇に祀られています。庚申塔は五基の石塔群のうち二基です。五基のうち真ん中に石灯…

鎌倉時代の”云われ”が風化しないよう建てられた「猿塚の碑」 福岡県うきは市浮羽町小塩

福岡県の浮羽町に、小塩(こじお)という地区があります。ここに「猿塚の碑(さるづかのひ)」という猿を祀った珍しい石碑があります。 場所:福岡県うきは市浮羽町小塩 座標値:33.314725,130.829938 もともとここに猿塚があり、後の世において碑が建てられ…

牛が悲鳴をあげた云われの残る「牛鳴峠」 福岡県うきは市吉井町福益

「福岡県道718号吉井妹川線」沿いに牛鳴峠があります。ここには牛鳴峠碑が建っていたといいますが、私がここを2022年11月20日に訪れたとき、碑を確認することはできませんでした。代わりに、近年建てられたと思われる碑を確認することができました。 場所:…

福泉寺の墓地に祀られる庚申塔群 大分県佐伯市蒲江大字畑野浦

大分県の畑野浦という集落に、六基の庚申塔が集められ祀られていました。庚申塔群にむかって右側から順番にご紹介していきます。集落に入り込んだ、わかりにくい場所にあるので、記事の最後に地図を掲載します。 場所:大分県佐伯市蒲江大字畑野浦 座標値:3…

どうしてカルスト台地の開拓が困難であったのか? 福岡県北九州市小倉南区平尾台

福岡県北九州市小倉南区に平尾台(ひらおだい)と呼ばれる地区があります。そしてここに、「平尾台開拓記念碑」が建立されています。 場所:福岡県北九州市小倉南区平尾台 座標値:33.757135,130.894851 碑の横には、この碑が建立されたいきさつが記述されて…

「見ている」けど「見えていない」ということを認識する

たしか2022年10月30日の「大分合同新聞」の記事だとおもいますが、「見えない石碑」という記事がありました。とても感銘を受けた記事です。 ”視界には入っているけど、興味がないものは認識できない。だけど、興味を持ちはじめると「見えてくる」”という主旨…

巨大な”やぐら”がシンボル「海軍志免炭鉱跡」 福岡県糟屋郡志免町志免

2022年7月31日に、福岡県の糟屋郡(かすやぐん)にある「志免炭坑跡(しめたんこうあと)」を訪ねました。志免町の炭鉱に関する史跡をめぐって、のちに調べながら記事を書いていると… 戦時中は軍艦の燃料として石炭が多量に必要であったこと、筑豊だけでなく…

いちばんはじめの海軍専用炭鉱「新原採炭所」 福岡県糟屋郡須惠町新原

「海軍炭礦創業記念碑」と刻まれた石碑が、福岡県糟屋郡(かすやぐん)の須惠町(すえまち)にあります。この石碑は、新原(しんばる)採炭所が設置されて50周年に、記念してつくられた石碑です。 場所:福岡県糟屋郡須惠町新原 座標値:33.577797,130.51089…