田川市宮尾町の春日神社境内に三基の庚申塔が、半円状にならべられています。独特な祀られかたです。円の中心から周囲の庚申塔をおがむような形になっているようです。
本殿にむかって左手側のクスノキの下に庚申塔は祀られています。
①の庚申塔
場所:福岡県田川市宮尾町
座標値:33.6318474,130.7958221
おそらく庚申塔と思われる石塔です。というのも石塔の表面の文字は剥落しており、読み取ることができません。他の2基の庚申塔とともに「猿田彦大神」ときざまれていたと考えられます。庚申塔にむかって左側面にかろうじて「正月吉日」という文字が確認できました。
②の庚申塔
場所:福岡県田川市宮尾町
座標値:33.631870,130.795823
猿田彦大神の文字塔です。庚申塔にむかって右側面に「文化十二年」の文字が見えます。文化十二年は、西暦1815年です。左側面に「十二月祥□」と刻まれているようです。しかし文字は読みにくく、「祥月」と刻まれているのか「祥日」と刻まれているのか、あいまいです。
③の庚申塔
場所:福岡県田川市宮尾町
座標値:33.631883,130.795884
猿田彦大神と刻まれた庚申塔です。「明治三十一年 旧九月吉日」と刻まれています。明治三十一年は西暦1898年です。