日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

権現山 登山道 福岡県北九州市八幡東区大字前田

福岡県北九州市の八幡東区に権現山があります。北九州市役所がある小倉から南西へ約9㎞の地点にある、標高617.3mの山です。北九州市を代表する皿倉山とは峰つづきになっていて、皿倉山山頂からは舗装された道路を約1.5㎞あるくと、権現山山頂にはつくことが…

山奥に建てられている帆柱権現山神社

福岡県北九州市にある皿倉山山頂から南西へ約1㎞いった地点に、帆柱(ほばしら)権現山神社がまつられています。皿倉山南西部にある権現山へ登る途中でたちよりました。帆柱権現山神社は岩の多い斜面にとりつくような形で拝殿と本殿がたてられていました。 …

仏法をまもる龍族がまつられる岩窟 福岡県北九州市八幡東区大蔵

北九州市にある皿倉山山頂から南西へ約800m、権現山山頂から北東へ約170m地点に帆柱権現山神社の社がまつられています。その神社のわきの岩窟に八大龍王がまつられます。八大龍王は仏法をまもる龍族なのだそう参照。岩窟の前には、しめ縄がかけられ神聖な…

見ごろになったハマユウ 福岡県遠賀郡芦屋町山鹿

2020年7月28日時点の写真です。ハマユウの群生地で花が見ごろをむかえていました。 場所:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿 座標値:33.9172482,130.6709804

「油須原」集落の名のない社に祀られる庚申塔 福岡県田川郡赤村油須原

巨大な「猿田彦大神」の文字庚申塔。油須原集落の名のない社の一角にまつられていました。 場所:福岡県田川郡赤村油須原 座標値:33.6121242,130.8816407 庚申塔に向かって右側面に「明治三十二年十月」と刻まれています。西暦だと1899年。 下1/3部分が斜め…

街なかに祀られる「おしろい地蔵」 福岡県北九州市戸畑区天籟寺

「天籟寺(てんらいじ)」という西鉄バス停留所のすぐちかくに、「天籟寺のおしろい地蔵」が祀られています。 場所:福岡県北九州市戸畑区天籟(てんらい)寺 座標値:33.8885339,130.8305091 この「おしろい地蔵」が祀られているという情報は『北九州市史(…

港湾地帯にまつられる波切不動明王像 福岡県北九州市戸畑区銀座

『北九州市史(民俗)』P.583に、以下のような地蔵尊が紹介されていました。 戸畑区銀座一丁目にある地蔵は、元この付近で石材商を営んでいた人が新庚申から昭和七年、日ごろ念願だった地蔵尊や不動明王で自分で刻んでまつったもので、光背の上部にツルを刻…

若松区山手町の猿田彦大神 福岡県北九州市若松区山手町

北九州市若松区の高塔山(たかとうやま;標高124m)ふもとに安養寺というお寺があります参照。この安養寺というお寺は、高塔山山頂にまつられている河童地蔵参照を所有するお寺です。河童地蔵は、わたしが小さいころ学校の遠足で見学したときからなじみのあ…

青面金剛の種子がきざまれる庚申塔 福岡県京都郡みやこ町国作

2020年7月25日の記事で『惣社八幡神社の一角に祀られる庚申塔』をご紹介しました。道をはさんで、その庚申塔の真向かいにもう一基庚申塔が祀られていました。↓下の写真のように草むらに隠れてしまっているので、見つけるのに注意をようします。 場所:福岡県…

享保の飢饉でなくなったかたを供養する六地蔵 福岡県北九州市若松区本町

享保17年(1732年)の飢饉でおおぜいの餓死者がでた際、餓死者を供養するためにつくられた六地蔵さまが北九州市若松区本町の善念寺境内にまつられています。その情報が紹介されていたのが『北九州市史(民俗)』P.578です。 場所:福岡県北九州市若松区本町…

三叉路の一角に祀られる庚申塔 福岡県京都郡みやこ町惣社

福岡県京都郡の惣社八幡神社本殿から南西へ120mほどの地点。三叉路の一角…お堂の前に「猿田彦大神」庚申塔が祀られています。 場所:福岡県京都郡みやこ町惣社 座標値:33.6849518,130.9820103 文化七(1810)年三月吉日の銘が刻まれます。 ↓庚申塔が祀られ…

惣社八幡神社の一角に祀られる庚申塔 福岡県京都郡みやこ町惣社

惣社八幡神社の南東部にあたる地点に大きな庚申塔が祀られていました。京都郡を周っていると、他地域に比べて多くの庚申塔が祀られているように感じます。 惣社八幡神社周囲だけでも3基の庚申塔をみつけることができました。今回ご紹介するのは、そのうちの1…

偉大な書家をまつる巨石 福岡県京都郡みやこ町犀川木井馬場

福岡県京都郡の山のなかに、「下枝董村(しもえだとうそん)」という書家をまつった巨石があるとの情報を、『新 京築風土記』(山内公二著)P143を読んで、得ていました。 下枝董村氏は1807年-1885年に生きた書家です。小倉藩につかえ、藩主の手習い師範(…

レンガの風合が美しい橋梁 福岡県田川郡赤村大字赤

場所:福岡県田川郡赤村大字赤 座標値:33.612674,130.884864 平成筑豊鉄道田川線沿いには明治開業当時から残る、レンガ造りの橋梁がいくつみられます。 こちらは油須原駅の東側約70m地点にある橋梁です。整然さもレンガの色味も印象的です。 油須原駅から北…

明治の面影をのこす駅 福岡県田川郡赤村大字赤

場所:福岡県田川郡赤村大字赤 座標値:33.612593,130.884088 福岡県の田川郡に「油須原(ゆすばる)」という、とても古い造りの駅舎を持つ駅があります。この駅の存在を知ったのは『筑豊の近代化遺産(筑豊近代遺産研究会 編)』P63を拝読してです。 油須…

一宮神社の東側に祀られる庚申塔 福岡県北九州市八幡西区山寺町

場所:福岡県北九州市八幡西区山寺町 座標値:33.8606909,130.7569100 北九州市八幡西区にある一宮神社参道入り口に庚申塔がまつられていました。一宮神社の東側の鳥居をくぐると、すぐ左側に庚申塔をみることができます。自然石の正面に「興玉神(おきたま…

船がういている?はじめてみた自然現象 愛媛県八幡浜市保内町磯崎

海辺の道を車ではしっていて、ふと海を見ると船が浮いていました。飛行船かとおもって目をこらしてみても、まちがいなく船がういています。家に帰ってから調べてみると、蜃気楼の一種「浮島現象」がおきて、船が浮いているように見えるそうです参照。はじめ…

1300年前に建てられた秘境の神社へ再訪 大分県豊後高田市田染小崎

大分県豊後高田市田染(たしぶ)には「田染荘小崎の奥」とよばれる地域があります。ここは空木(うつぎ)と小藤(おふじ)という2つの地区から成ります。この地区に西暦722年から厚く信仰される奥愛宕(おくあたご)社があります。 2016年4月10日に、一度、…

千手観音さまが宿っているような杉 愛媛県松山市立岩米之野

まるで千手観音さまのように四方に大枝をのばしている千住杉。こんな形の杉の木はめずらしいそうで、杉林のなかで異彩をはなっていました。 場所:愛媛県松山市 立岩米之野 座標値:33.945639,132.852483 愛媛県松山市の北部に位置する、標高993.2mの高縄山…

石鎚神社境内 愛媛県西条市西田甲

場所:愛媛県西条市西田甲 石鎚山を御神体とする神社で、山頂に頂上社が建てられています。初めて参拝しました。広大な境内と立派な建物、きれいに整えられた設備が印象的な神社でした。 境内は新しく建てられた箇所と、古くから残る箇所とが混ざりあってい…

薬師堂を護る小さな仁王像 大分県豊後高田市田染相原

薬師堂の前をまもっている小さな仁王像です。建立年月などの銘は確認できませんでした。 両田横穴古墳の穴の中に祀られている庚申塔を訪ねたとき、この仁王像に出逢うことができました。両田横穴古墳のとなりに薬師堂があり、この薬師堂の参道両側をこれらの…

産土神社にまつられる庚申塔 大分県豊後高田市呉崎

場所:大分県豊後高田市呉崎座標値:33.577227,131.447906 産土(うぶすな)神社境内に祀られる猿田彦大神の文字庚申塔。拝殿にむかって右奥に庚申塔は祀られていました。神社拝殿周囲は雑草がボウボウとなって膝高ほどになっていました。草をかきわけながら…

横穴古墳のなかに祀られる庚申塔 大分県豊後高田市田染相原

大分県 宇佐神宮の荘園であった田染荘(たしぶのしょう)ちかくの地域である相原。相原にある両田横穴古墳のなかに庚申塔が祀られています。主尊は一面六臂の青面金剛(しょうめんこんごう)。両脇にニ童子がひかえます。 場所:大分県豊後高田市田染相原 座…

お寺の境内にまつられる庚申塔 大分県豊後高田市上野部

大分県豊後高田市の上野部という地区にある善幸寺。このお寺の山門をくぐって境内にはいると、左側にたくさんの石塔や石仏とともに庚申塔がまつられていることがわかります。 場所:大分県豊後高田市上野部座標値:33.555951,131.462722 庚申塔にきざまれる…

面長な青面金剛像がきざまれる庚申塔 大分県豊後高田市加礼川

大分県 国東半島の中央部から、やや西よりの地域に豊後高田市加礼川という地区があります。この地区に大年神社があり、神社の南西約100m地点に庚申塔が祀られています。少しだけ山のなかに入った場所に祀られているために、やや見つけにくいです。 場所:大…

「ブロガーバトン」をいただきました ありがとうございます

ミーケさんからブロガーバトンをいただきました。ミーケさんありがとうございます。 バトンをいただいたミーケさんのご紹介 ミーケ (id:Kazdorado)さんは、大分県の温泉の魅力を発信しているブログ『おんせん県で週末温泉生活』を運営されています。実際にミ…

ハマユウが満開の土井ヶ浜遺跡 山口県下関市豊北町大字神田上

土井ヶ浜遺跡周辺のハマユウ(浜木綿)が花開き、とても美しい風景がひろがっています。ここ周辺の景色だけみると桃源郷のよう。ハマユウの開花時期は7~9月だそうです。 場所:山口県下関市豊北町大字神田上 座標値:34.293861,130.885828

緻密につくられた銅製の毘沙門天像 福岡県遠賀郡岡垣町大字高倉

福岡県遠賀郡岡垣町にある高倉神社の境内に、立派な銅製の毘沙門天立像がまつられています。私は高倉神社にたびたび訪れており、こちらの毘沙門天立像はみかけていました。 去年(2019年)に高倉神社へ毘沙門天像の写真をとらせていただこうと訪れたとき、台…

町なかにある古代祭場 福岡県北九州市八幡西区 山寺町

福岡県北九州市八幡西区の山寺町という地区に、神武天皇の神話にまつわる場所があります。神武天皇が筑前の地におられたときに天皇みずから神様を招いたとされる場所で、「古代祭場」として今も保管されています。 「古代祭場」は一宮神社の境内一画にありま…

光が樹の神聖さをひきだす 福岡県宮若市緑山畑

場所:福岡県宮若市縁山畑 厳島神社境内 座標値:33.669104,130.585787 厳島神社の小さな境内に、どっしりと構える神木。樹の幹に木漏れ日が差します。薄暗い境内に差しこむ光が、さらに樹の神聖さを引き出す感じがします。