大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から3番目の庚申塔をご紹介します。
場所:大分県国東市国東町鶴川
座標値:33.5593605,131.7357941
「青面金剛」という文字が刻まれた下側に四名の庚申講中の名前が刻まれています。庚申塔に向かって右側面に「元禄十五壬午九月十二日」という文字が刻まれています。とてもわかりにくいですが、壬午(みずのえうま)という文字は縦ではなく横方向にふたつの文字が並べられています。そして壬午の下に「九」という文字が配置されており、一見すると何か複雑な、みたこともないような文字にみえます。
元禄十五年は1702年ですので、この庚申塔は、1702年9月12日に建立されたことがわかります。