大分県、国東町の鶴川という地区に地主神社があり、ここの境内に6基の庚申塔が一カ所に集められ、祀られています。今回は、庚申塔群に向かって、左から5番目の庚申塔をご紹介します。
場所:大分県国東市国東町鶴川
座標値:33.5593605,131.7357941
風化が、かなり進んでいる青面金剛像が刻まれている庚申塔です。青面金剛像の表情は、もはや見ることはできません。二本の腕が両脇に刻まれているのはわかりますが、その腕が何本であるのかははっきりとわかりません。
青面金剛の足元には「見ざる言わざる聞かざる」の三猿がかろうじて見えます。そして、三猿の両脇に二鶏も確認できます。
庚申塔の両側・背面をみても、もはや建立年などの銘は判読することはできませんでした。