日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

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メモ

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ブログ記録の構造化とKindle書籍化について

当ブログで断片的に記録してきた現場の踏査データや写真を再構成し、体系的な電子書籍としてAmazon Kindleで2冊公開しました。 ブログでは日々の記録を時系列で提示していますが、書籍化にあたっては学術的なエビデンスや現地座標を軸に情報を構造化していま…

悪質レビュアーの脳内では、何が起きているのか?

『NOISE(上)(下)』ダニエル・カーネマン,早川書房 『サイコパスから見た世界』デイヴィッド・ギレスピー,東洋経済新報社 レビュープラットフォームにおける極端な評価と判断ノイズの構造 レビュープラットフォームは、本来「事実とプロセスの共有」を通…

なぜ口コミに「もう行かない」と書き残すのか?

食べログやGoogleマップといったレビュープラットフォームにおいて、「〇〇が残念でした。もう行くことはないと思います。」という定型的な否定文を目にする機会は少なくない。 本来、プラットフォームにおけるレビューは、利用者が体験した客観的な事実や有…

どうすれば、近所の書店を応援することができるのか?

『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』飯田 一史,平凡社 書店の経営者視点における構造的問題点と改善策 1. 小売業として成立しない4つの致命的問題 日本の新刊書店経営は、一般的な小売業の常識が通用しない極めて過酷な取引条件の上に立たされている。 …

本屋をつぶした真の元凶 ~「読者の本離れ」という嘘と、業界の構造的怠慢~

『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』飯田一史,平凡社新書 世間で定説となっている「若者の本離れ」や「ネット・スマートフォンの普及」は、日本の町の本屋がつぶれてきた直接の元凶ではない。毎日新聞社の「読書世論調査」によれば、日本人の書籍の読書…

大きなトラブルに発展するのを防ぎ、『日常に隠れた微小な違和感を早期検知する思考法』はどう実践すべきか?

重大なトラブルの多くは、突発的な事故によって唐突に引き起こされるわけではない。その真因は、日々の業務や日常のプロセスの中に潜んでいた「微小な違和感」の看過と蓄積にある。 些細なエラーや兆候が見落とされる背景には、人間の認知特性に起因する3つ…

不安を減らす「確実な1歩」の踏み出し方とは?

毎日の業務プロセスの最適化、あるいは、プライベートにおいての新しい行動計画の立案。未知の課題や複雑な業務に直面した際、情報の不足や結果への懸念から行動が停滞することがある。この不安の正体は、無秩序な状況を「一度で完璧に解決すべき問題」と誤…

なぜ災害に乗じた犯罪者がでるのか?

参照:『サイコパスから見た世界』デイヴィッド・ギレスピー著,東洋経済新報社 災害便乗犯罪のシステム論的解釈と二面性 災害時に発生する空き巣や悪質商法、デマの拡散といった便乗犯罪や不都合な現象は、道徳論や「良心」への期待だけでは説明しきれない。…

人間関係のノイズを遮断する最強の防衛策とは何か?

社会は、わたしたちが想定する以上に、多様かつ異質な認知構造を持つ個体で構成されている。近年の精神医学や心理学の疫学データによると、共感能力が著しく欠如しているとされるサイコパス(精神病質者)は概ね20人に1人(約5%)の割合で存在する。また、…

職場にサイコパスがいたら、どう対処したらいいのか?

『サイコパスから見た世界』デイヴィッド・ギレスピー著,東洋経済新報社 職場にいるサイコパスは、他人にいっさい共感をもたず、自分の利益(損得)のためだけに他者を利用する特徴を持つ。もし彼らが同じ環境にいる場合、「敵に回して戦わないこと」「関わ…

運転中に、攻撃的なドライバーからどう身を守るか?

『サイコパスから見た世界』デイヴィッド・ギレスピー著,東洋経済新報社 社会一般において、サイコパスはおよそ20人に1人の割合で存在すると言われている*1。この統計的確率を考慮すれば、私たちが日常的に利用する車社会においても、その特性を持つ人物に遭…

正解を提示するリーダーはなぜ組織の足を引っ取るのか?

『コンテキスト・リーダーシップ』山口周著,光文社新書 1. AI時代の知的生産とリーダーの真の役割 AIが「正解」を瞬時に提示する能力を持つようになってきている。そのため上司が部下に対して「何をすべきか(正解)」を指示するだけのリーダーシップは、組…

指示が反発を生むのはなぜか?

『コンテキスト・リーダーシップ』山口周著,光文社新書 リーダーの意図や背景にあるコンテキストが共有されず、言葉の表層だけで解釈されるためである。 リーダーが意図した指示が部下との間で齟齬を生む背景には、双方が置かれている「コンテキスト(文脈)…

情報収集だけで満足しないで、読書やメモを『次の行動』につなげるにはどう設計したらいいか?

『読書思考トレーニング』中崎倫子著,筑摩書房 読書を「仕組み(システム)」として設計しておく。 読書を筋トレのような「実技」と捉え、行動を引き出すための具体的な設計図(フレームワーク)が用意されている。自分自身は、Googleドキュメントと、Gemini…

嫌な出来事やトラブルを『研究対象のサンプル』として客観的に収集することは、感情の揺れを抑える効果があるのか?

『NOISE(上),NOISE(下)』ダニエル・カーネマン他 (著),早川書房 嫌な出来事やトラブルを「研究対象のサンプル(データ)」として客観的に収集することは、感情の揺れを抑え、判断のブレを防ぐ上で有効な手法である。嫌な出来事を単一の出来事として主観…

土地の名前に刻まれた『歴史の地層』を解き明かすことは、地域社会の未来にどんな価値をもたらすのか?

『地図から読む歴史』足利健亮著,講談社学術文庫 本書の「はじめに」や「序章」で示されている価値は、主に以下の3点として述べられている。 現在の景観が存在する理由の把握 地図や地名といったさまざまな形で残る「過去景観の残片」からかつての様子を復原…

なぜ部外者は、ネット上で「正義の制裁」に走るのか?

会社内で発生した事故や不祥事に対し、直接的な利害関係を全く持たない「部外者(第三者)」がソーシャルメディアなどを通じて無数の非難を展開する現象が常態化している。令和8年(2026年)7月28日に発生した熊本地震直後の「イオンモール熊本」におけるガ…

なぜ人は「都合の良いストーリー」を信じてしまうのか?

物事を深く調べず、SNSなどの不確かな情報から自分に都合の良いものやセンセーショナルなものだけをかき集め、独自の理論(思い込み)を展開してしまう人がいるのはなぜか? 参照:『コンテキスト・リーダーシップ』山口周著,光文社新書 【理由】 1. バラバ…

AIがすべての「正解」を出す時代、人間の役割とは?

参照:『コンテキスト・リーダーシップ』山口周著,光文社新書 AIが知的生産の過程の多くを担うようになるなかで、人間が最も価値を発揮すべき「最上流」の役割は何なのか? →アジェンダ設定(何を問うべきかを決めること)」である 知的生産を5つの工程に分…

自我の退却

『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ著,岩波文庫 だれひとり―ほんとうにただのひとりも―眺めていない瞬間の風景の美しさ・・・・・。 わたしがいないときの風景をあるがままの姿で眺める。 わたしはどこかに場を占めるたび、呼吸と鼓動で天と地の沈黙を穢して…

境界線の構築と役割の放棄

『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ著,岩波文庫 9.脱−創造(9) 「われわれは自分が放棄するものだけを所有する。放棄せずにかかえこむものは、指のあいだからこぼれていく。」P67 9.脱−創造(5) 「放棄。創造における神の放棄に倣う。」「われわれはなにか…

「最高のリーダーの行動」を真似しても失敗する理由

参照:『コンテキスト・リーダーシップ』山口周,光文社新書 世の中には数多くのリーダーシップ論が存在し、「優れたリーダーはビジョンを示す」「部下を信頼して仕事を任せる」といった「最高のリーダーの行動リスト」が広く共有されている。しかし、多くの…

科学否定論に惹かれる理由

『科学否定論はなぜ人をひきつけるのか』松村一志著,ちくま新書 科学否定論が人々を惹きつけるのは、単なる知識不足や非合理的な思考が原因ではない。むしろ、現代社会の仕組みやメディア環境、そして人間の心理的な欲求と深く結びついているためである。主…

夢の減衰と記憶の入り口

『左川ちか詩集』川崎賢子編,岩波文庫,P35 料理人が青空を握る。四本の指あとがついて、次第に鶏が血をながす。ここでも太陽はつぶれてゐる。 たづねてくる空の看守。日光が駆け出すのを見る。 だれも住んでないからつぽの白い家。 人々の長い夢はこの家のま…

地形から読み解く「耳納山」の名前の由来

参照:『地図から読む歴史』足利健亮,P246‐254 福岡県久留米市の東方に連なる標高367.6m*1の「耳納山みのうさん」。 耳納山の北麓には山から流れ出た土砂による扇状地が東西に連続しています。古い時代ほど水がかりの悪い「野」の景観が広く展開していたこと…

思いつきを「解決策」に変える情報リンク術

参照:『思考の整理学』外山滋比古,ちくま文庫 頭の中に浮かんだアイデアは、すぐに消えてしまいます。それを防ぐために、思いついたことを、あたまの外部に記録し、仕事や生活で使える情報へと組み立てていくためには? 最初のメモはスピードを優先する ア…

アイデアを発酵させるノート術

参照:『思考の整理学』外山滋比古著,ちくま文庫 たくさんあふれる情報のなかにいても、単に知識や情報を蓄積するだけでは、独自の新しいアイデアは生まれない。ほんとうに大事なことは、単なる思いつきや断片的な情報を、時間をかけて「発酵」させ、高度な…

南の島々のお墓が語るもの

参照:『琉球・奄美の葬墓制』関根達人著,新泉社 お墓が語る命の循環と人間の優しさ 現代社会において、葬儀は数日でスピーディに終わるのが一般的です。効率が求められ、死という現実をできるだけ遠ざけて済ませようとする現代の感覚からすると、かつての南…

自然の洞窟を墓地とした 琉球・奄美の原風景「ガマ(岩陰墓)」

参照:『琉球・奄美の葬墓制―考古学から読み解く南島の社会』関根 達人著,新泉社 風葬からはじまった琉球の弔い 琉球・奄美の島々(琉球弧)では、初期のお墓は人工的な建造物ではなく、自然の洞窟や岩陰をそのまま利用した「ガマ(岩陰墓)」でした*1。 な…

論理的な生存戦略

今現在、私たちがおるところは豆助ですよね。その豆助は川崎にあって、川崎は日本にあって、日本は地球にあって、地球は宇宙にある……っちゅうことは、大げさなようで恥ずかしいけれど、われわれは宇宙人だとも言えると思うんです。「てつぼう」っちゅう詩に…