日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

福岡県芦屋町・夏井ヶ鼻における長時間露光の検証 福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿

場所:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿

座標値:33.918588,130.668592

手持ちのスナップ撮影ではなく、三脚を据え、構図を固定し、目の前の自然を丁寧に切り取ることを目的としました。冷たい風が吹き、手がかじかむような気候でした。

 

今回の写真撮影で最も力を入れたのは、シャッタースピードの調整による波の表現の検証です。 海面のうねりと岩場の質感、この二つのバランスを最適化するために数パターンの露光時間をおこないました。

 

露光時間を長く設定しすぎると、波の白さが強調されすぎてしまい、海面がのっぺりとした平坦な印象になります。逆に短すぎれば、肉眼で見る波と変わらず、意図した「静けさ」が表現しにくくなります。 NDフィルタをレンズに装着して、F値は18、シャッタースピードはだいたい「8秒」という設定値が最適であることがわかりました。この秒数であれば、波の動き(フロー)を白い霧のように滑らかに表現しつつ、海水の透明感やうねりのディテールを損なわずに記録することができました(今回の撮影条件では)。

 

長時間露光で写真を撮ると、肉眼で見える荒々しい海とはちがい、静謐な光景となりました。 不動の黒い岩場(静)と、長時間露光によって霧状になった白い波(動)。日常の風景の中にあるけれども、通常に視覚では捉えられない「時間の蓄積」が見える形になっています。

 

撮影した場所では冷たい風が吹く厳しい環境でしたが、撮影した写真にはノイズのない静かな雰囲気が感じられます。 こういった、日常では味わえない感覚をあじわえるのが、私にとって写真を撮ることの楽しさでもあります。