日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

戸脇(とわき)神社の筑前御殿神楽 ②/⑨ 福岡県北九州市若松区乙丸(おとまる)

福岡県北九州市若松区の乙丸(おとまる)という地区にある戸脇(とわき)神社で、2019年10月8日(火)に筑前御殿(ちくぜんごてん)神楽が舞われました。

 

場所:福岡県北九州市若松区大字乙丸 「戸脇神社」

座標値:33.908777,130.694710

 

今回の記事では里神楽の弓の舞をご紹介します。 

f:id:regenerationderhydra:20191011235751j:plain

今回は里神楽-弓の舞をご紹介

弓の舞を舞う神主様は、小豆色の上衣を着、右手に鈴、左手に弓をもっています。弓の舞は、前回の記事でご紹介した榊(さかき)の舞と同様に、全体的にゆっくりとした動きで、優美さが感じられる舞でした。

f:id:regenerationderhydra:20191012000415j:plain

弓の舞

太鼓と笛の音にあわせ、シャンシャンと鈴を鳴らしながら、左手に持つ弓をゆっくりと回します。すばやい動きではないものの、身体全体をつかって大きく舞を舞う印象です。

神楽で使用される弓は神具としての意味を持ってます(参照:パンフレット)。弓と矢は人間の生活のなかでは、狩猟で食物を得るためであったり、武器として自身の身を守る道具であったりと、重要な意味を持つ道具でした。

 

昔から重要な道具であったために神楽のなかでも、弓と矢が使用されるようになったのだと考えられます。

f:id:regenerationderhydra:20191012002453j:plain

約7分間の舞でした。弓の舞が行なわれている時点でも、周囲の観客は少なかったです。私たち家族を含めても、ほんの10人ほどの観客しかいなかったと記憶しています。

 

次の投稿では久米(くめ)の舞をご紹介します。久米の舞から、とても動きの激しい舞となりました。