日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

※本記事はプロモーション・広告を含みます。

2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

御嶽の原点と、現在の危機

参照:『沖縄の聖地 御嶽』 原初の御嶽うたき「ピイテーヌワノー」と「何もない」ことの衝撃 この書籍の著者である岡谷公二おかやこうじ氏が「御嶽狂い」となり、半世紀にわたって沖縄の聖地を巡る決定的なきっかけとなったのは、昭和36年の波照間島での鮮烈…

古代「貝の道」と御嶽信仰のルーツ

参照:『沖縄の聖地 御嶽』 「貝の道」が運んだ神の森 沖縄の御嶽のような「社殿を持たず、自然の森を聖地とする」信仰形態は、沖縄独特のものではなくて、本土にも存在している。古代日本において、南海の珊瑚礁海域でしか採れない貴重な貝が北九州や西日本…

御嶽のルーツ お墓から聖地へ

御嶽うたきがいつ、どのようにして成立したのかを遡ると、「御嶽のルーツはもともとお墓(葬地)であった」という説にいきあたります。ただのお墓がなぜ村の守護神を祀る至聖所へと変化していったのでしょうか。 参照:『沖縄の聖地 御嶽』 御嶽から発見され…

社殿をもたない聖地と祈りの原風景 御嶽(うたき)

※1.『沖縄の聖地 御嶽』 社殿のない「何もない」聖地・御嶽 沖縄の村々に必ずと言っていいほど祀られている御嶽うたきは、アコウやクバといった南方系の木々が生い茂る森そのものを聖地としています*1。本土の神社と、いちばん異なる点は「社殿」に類する人…

奄美群島・城久遺跡群 焼骨再葬墓から土葬墓への変遷

※1.参照:『琉球・奄美の葬墓制』 鹿児島県本土から南へ約380キロ、奄美大島から東へ約20キロの洋上に浮かぶ喜界島。サンゴ礁が隆起してできたこの島の中央部高台には、9世紀から15世紀にかけて長期間にわたり営まれた拠点集落跡「城久遺跡群」があります。…

門司港 清滝貴布祢神社の多層的機能と歴史的変遷 福岡県北九州市門司区清滝

福岡県北九州市門司区、関門海峡を臨む門司港エリアの背後にそびえる風師山かざしやま。その麓に、古くから地域の人々に崇敬されてきた「清滝貴布祢きよたききふね神社」が鎮座しています。 場所:福岡県北九州市門司区清滝 座標値:33.939702,130.960175 清…

機械と協働し、思い込みを排除する

【参照】 ①数字のカラクリを見抜け! 学校では教わらなかったデータ分析術 ②アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか データとアルゴリズムに踊らされないための「見抜く力」と「良い付き合い方」 毎日、たくさんのデータと、高度なアルゴリズ…

禅と『重力と恩寵』との共通点

認知リソースの最適化とシステムノイズの排除において、東洋の「禅*1」とシモーヌ・ヴェイユの「重力と恩寵」は、とても似ている部分があると感じます。両者は共に、自己中心的な生存本能を「システムエラーの根源」ととらえ、それを意図的に解体することで…

小笠原家の祈り、花街の繁栄、そして火と水の信仰 福岡県北九州市門司区元清滝

権九郎稲荷ごんくろういなり、白龍大明神はくりゅうだいみょうじん、熊鷹稲荷大明神くまたかいなりだいみょうじんがまつられる神社が門司区元清滝にあります。ここは、華やかな観光地「門司港レトロ」の奥座敷とも言える場所です。 場所:福岡県北九州市門司…

山のなかに祀られる「豊川稲荷」 福岡県北九州市門司区田野浦

場所:福岡県北九州市門司区田野浦たのうら 座標値:33.951889,130.9926453 門司区の山のなかに、”ひっそり”と稲荷の祠がまつられています。もう現在はだれも訪れていないようにみえます。『北九州市誌(民俗)』P567に、この稲荷神社のことが記されています…

霊仙寺旧墓地石塔群 大分県豊後高田市夷

場所は、大分県の国東半島くにさきはんとう。養老2年(718年)に仁聞菩薩にんもんぼさつによって開かれたと伝わる天台宗の寺院である「霊仙寺れいせんじ」。この霊仙寺、竹田川をはさんで対岸に「霊仙寺旧墓地」があります。旧墓地には約200基の五輪塔など中…

労働・科学・芸術の実装

思考を整理し、新たな発想を得るためのツールとして「道具」が存在します。ペーパーカッターやトコロテンの天突きのように、自動化できる作業をあえて人の手と物理的な道具を用いて行う行為は、単純な反復ではありません。制約のなかで最適解を探る、パズル…

祠のそばにまつられる庚申塔 大分県豊後高田市夷

大分県豊後高田市夷えびす。道園という地区の道端に、一基の庚申塔が祀られていました。大きな樹の根元に祠があり、そのすぐそばに庚申塔はまつられています。 場所:大分県豊後高田市夷 座標値:33.6175842,131.5472107 だいぶ浸食がすすんでおり、像容がは…

城山薬師堂四面石仏~情報の空白と能動的思考~ 大分県豊後高田市田染真木

大分県豊後高田市の田染たしぶ地区は、中世の荘園景観が色濃く残る場所として知られています。この地の山中に、城山薬師堂四面石仏しろやまやくしどうしめんせきぶつという、特徴的な構造を持つ石造美術がまつられています。 場所:大分県豊後高田市田染真木…

音風景(soundscape)を織り込んだ楽曲

note.com フィールドレコーディングの音源を、3曲、音楽に織り込みました。 ・大分県国東半島の鳥の声 ・福岡県遠賀郡の海岸の波音 ・福岡県小倉南区の鍾乳洞のしずく音 ※しずく音は入っておらず、しずく音をテーマにした楽曲です。 ランキング参加中哲学

中山仙境入口にまつられる庚申塔群 大分県豊後高田市夷

大分県の国東半島(くにさきはんとう)の北部に位置する夷(えびす)。ここに中山仙境(なかやませんきょう)と呼ばれる岩峰群があります。以前、ここは修験の地で、手すりのない石橋「無名橋」や鎖場が連続する険路です。ここの北端の入口ふきんに、庚申塔…

山のなかの鳥の声 大分県豊後高田市夷

note.com はてなブログに、音声をアップロードする機能がないので、音声を直接アップロードできるnoteのリンクをはりつけます。大分県豊後高田市の夷えびすという地区で録音した鳥の鳴き声です。 大分県の国東半島くにさきはんとうは、人や車がすくなくて、…

フィールドレコーディング素材をベースとした生成AIトラック構築

note.com 【歌詞】In the darkness,A single drop falls,Drip...The dry echo,Travels along the walls,Stroking ancient layers.Words are not needed,Just listening to,The sound that is there.Drip, drip,Overlapping rhythms,Like filling the silence…

白庭神社の境内に祀られる五基の庚申塔 福岡県京都郡苅田町与原

場所:福岡県京都郡苅田町与原 座標値:33.758278,130.981079 福岡県京都郡苅田町与原(よばる)に鎮座する白庭神社には、五基の庚申塔が祀られていました。鳥居に向かって右側に四基、左側に一基配置されており、いずれの石碑にも「庚申」と刻まれています…