日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2020-01-01から1年間の記事一覧

けわしい参道の脇にほられている『堂の迫磨崖仏』 大分県豊後高田市大岩屋

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.594593,131.5234833 応暦寺本堂の裏側に、奥の院へとつづく山道がつづきます。その参道の途中…右側の岩壁に「堂の迫磨崖仏」が彫られています。本堂から宮の迫磨崖仏までの距離は、直線で約210mです。 途中に六所大…

つくりはじめると熱中するレジンハンドメイド

昨日ご紹介した「庚申塔のキーホルダー」にひきつづき、2個目の、すべてオリジナルのキーホルダーをつくってみました。時計型の枠に、歯車の部品を配置し、レジンを流して固めました。 それだけではさびしかったので、青色のラメをちりばめ、さらにその上に…

庚申塔のキーホルダーをつくってみました

大分県の国東半島には魅力的な庚申塔がたくさんあります。でも自分が「あったらいいな」とおもうグッズがなかなかありませんので、自分でつくってみました。子どもといっしょにつくった庚申塔のキーホルダーです。 UVを照射することで固めることができるUVレ…

六所大権現ふきんにある石仏龕(せきぶつがん) 大分県豊後高田市大岩屋

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.5949974,131.5232086 応暦寺の裏山に六所大権現がまつられており、さらに、六所大権現よりも山奥にはいったところに六所大権現の奥の院があります。その奥の院ふきんにまつられていた、石仏龕(せきぶつがん)です…

隠れキリシタン五輪塔  大分県豊後高田市大岩屋

場所: 大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.5928774,131.5249769 応暦寺の境内に祀られている五輪塔です。 大分県の国東市で生まれた"ペトロ岐部"氏によって国東半島にキリスト教がもたらされました。 "ペトロ岐部"氏の生きていた時代は キリスト教徒への弾…

応暦寺の祖形五輪塔 大分県豊後高田市大岩屋

応暦寺の一石五輪塔で、五輪塔の元となる形をなしているとされるので「祖形五輪塔」ともいわれます。鎌倉時代作とされます( 『国東半島の石造美術(酒井冨蔵著)』112ページ参照) 場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.5928774,131.5249769

応暦寺の聖徳太子石室 大分県豊後高田市大岩屋

大分県豊後高田市大岩屋の応暦寺境内に祀られています。 座標値:33.5928847,131.5249689 太子が16才の頃を模した像で、南北朝時代作とされています。仏像と同じように太子が信仰されていたことがわかります。

子安観音像 大分県豊後高田市大岩屋 応暦寺

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.592852,131.524978 応暦寺境内に建てられているお堂に、子安観音様とおおくの観音様がまつられていました。子安観音様は子授け、安産、育児のまもり観音として古くから慕われています。 ↑こちらが子安観音様がまつ…

子安観音堂をまもる異様な形態の仁王像 大分県豊後高田市大岩屋

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.592862,131.524996 応暦寺の境内に子安観音堂がたてられています。このお堂の前を二基の石造仁王像がまもっています。仁王像はとても異様な形態をしています。肋骨が浮き出し、腹がふくれ、両腕の太さにくらべて両…

石祠にまつられる弘法大師像 大分県豊後高田市大岩屋

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.591457,131.524687 真玉川のそばの杉林のなかに石塔群が祀られています。そのうちのひとつが、この石祠内にまつられる石仏です。国東半島各所に祀られる弘法大師かもしれません。

真玉川沿いにまつられる猿田彦大明神 大分県豊後高田市大岩屋

場所:大分県豊後高田市大岩屋 座標値:33.591457,131.524687 大分県豊後高田市の大岩屋という地区を真玉川がながれています。その真玉川そばの杉林内に、上のような石塔群がまつられています。上の写真だと一番手前の石塔が庚申塔です。 この石塔群へは、「…

荘八幡神社参道わきにまつられる庚申塔 福岡県北九州市小倉南区中貫本町

場所:福岡県北九州市小倉南区中貫本町 座標値 :33.8106557,130.9309501 荘八幡神社の南西に位置する鳥居のそばに祀られていた庚申塔です。庚申塔には猿田彦大神とのみ刻まれており、建立年月などの銘は刻まれていませんでした。 ↓ 側面背面ともに確認しま…

帝踏石(たいとうせき) 福岡県北九州市小倉南区朽網西

場所:福岡県北九州市小倉南区朽網西 座標値:33.8123400,130.9503113 巨大な岩が住宅街にポツンと残されています。景行(けいこう)天皇が土蜘蛛…天皇に歯向かっていた民族…討伐のとき、この石で占いをしたといわれています。4〜5個の岩の上には登ることが…

猿田彦大神とだけ刻まれた庚申塔 大分県玖珠郡九重町大字野上

大分県の玖珠郡九重町…県道40号線にまつられていた猿田彦大神と刻まれた庚申塔です。庚申塔の左右側面を確認しましたが、建立年月などの銘は確認できませんでした。玖珠郡でみかける庚申塔は猿田彦大神の文字塔がおおい印象をもちます。 場所:大分県玖珠郡…

女人禁制の小嶽山にある神社の元宮へといった(その②最終回) 福岡県北九州市若松区大字小竹

前回の記事のつづきです。 山自体が神体山である小嶽山にある白山神社の元宮へいくこととなりました。その理由は、山中で奇怪なことがおこったという伝承があるということ、昔は神事がさかんにおこなわれていたということ…この二つのいわれを知り、白山神社…

女人禁制の小嶽山にある神社の元宮へといった(その①) 福岡県北九州市若松区大字小竹

場所:福岡県北九州市若松区大字小竹 座標値:33.913271,130.747368 北九州市若松区には、標高は低いけれども山々がつらなり、その山のなかに昔から残されている神社や石仏などをみつけることができます。若松区の小竹という地区には白山神社があります。白…

メタセコイアの森 福岡県鞍手郡鞍手町大字長谷

場所:福岡県鞍手郡鞍手町大字長谷 座標値:33.7525983,130.6778915 福岡県宗像地方の鞍手町室木と宮若市龍徳に跨る標高338.9mの六ヶ岳(むつがたけ)。その六ヶ岳にのぼるための登山口のひとつ…長谷登山口から羽衣の峰を経由して旭岳へとのぼるルートの途中…

地蔵寺石殿(じぞうじせきでん) 大分県杵築市大田石丸

地蔵寺というお寺にまつられていた石殿をご紹介します。左右一対として室町時代につくられたとされています。 場所:大分県杵築市大田石丸 座標値:33.490874,131.560787 「地蔵寺石殿→」と書かれた看板が農道わきにたてられていたので、立ち寄ってみること…

子どもを抱く観音像 大分県杵築市大田波多方

庚申塔をさがしていたとき、みちばたでたまたま見つけることができた石仏です。 場所:大分県杵築市大田波多方 座標値:33.476545,131.559275 木製の祠にまつられている石仏で、ほほえみをたたえた観音様のような印象です。左手で小さな子どもをだっこしてお…

庚申塔とともにまつられる大威徳明王像 大分県杵築市大田波多方

2020年9月23日の記事(大威徳明王像とともにまつられている庚申塔 大分県杵築市大田波多方)でご紹介した庚申塔のそばに祀られていた大威徳明王(だいいとくみょうおう)像についてご紹介します。 場所:大分県杵築市大田波多方 座標値:33.475064,131.55544…

国東半島の石造仏~鷂(たか)神社の仁王像~ 大分県杵築市大田波多方

国東半島…大分県杵築市の大田という地区にながれる石丸川ちかくに鷂(たか)神社という古い神社がまつられています。 この神社の参道両側に石造り仁王像がおかれています。吽形阿形の二基の仁王像は、国東半島らしい石造仏らしく、ずんぐりとしていて、素朴…

牧草地かたわらの台地に祀られる庚申塔 大分県杵築市大田石丸

大分県杵築市の牧草地かたわらにある台地に、青面金剛像がきざまれる庚申塔がまつられていました。 場所:大分県杵築市大田石丸 座標値:33.490572,131.559328 軒唐破風をつけた寄棟造の笠は、下面に垂木までが丁寧に細工されている 小林幸弘氏の運営するホ…

のどかな場所にあった彼岸花群生 大分県豊後高田市中真玉

真玉川沿いの土手に、たくさんの彼岸花がさいていました。みごとです。 場所:大分県豊後高田市中真玉 座標値:33.5962556,131.4946625 紅い彼岸花のなかに、ぽつりぽつりと白い彼岸花がさいていました。田園のひろがる、のどかな場所にあり、場所の雰囲気と…

地面に半分うもれた庚申塔 大分県杵築市大田小野

大分県の国東半島、杵築市小野という地区に古墓がならべられている財前家墓地という史跡があります(座標値:33.548355,131.576810)。財前家墓地周辺の石造物をたずねていると、たまたま庚申塔をみつけることができました。 大分県道31号線から、すこし細い…

槍をもつ青面金剛が刻まれた庚申塔 大分県杵築市大田波多方

2020年9月23日(水)に「大威徳明王像とともにまつられている庚申塔 大分県杵築市大田波多方」という記事で、杵築市大田波多方の庚申塔をご紹介しました。今回は、その庚申塔がある場所から東北東へ約580mの場所にある庚申塔をご紹介します。 場所:大分県杵…

六ヶ岳 六獄神社上宮へ登った(その3 最終回) 福岡県宮若市龍徳・鞍手町長谷

前回の記事のつづきです。福岡県宮若市龍徳と鞍手郡鞍手町長谷にまたがる六ヶ岳(338.8m)にのぼった際の記録です。六ヶ岳の中腹にある六嶽神社上宮を目的地として、さらに羽衣の峰をめざし、それから長谷登山口へとおりていった行程を、今回はご紹介します…

六ヶ岳 六獄神社上宮へ登った(その2) 福岡県宮若市龍徳・鞍手町長谷

前回の記事のつづきです。福岡県宮若市龍徳と鞍手郡鞍手町長谷にまたがる六ヶ岳(338.8m)にのぼった際の記録です。六ヶ岳の中腹にある六嶽神社上宮を目的地として、↓下の図のようなルートで、室木登山口からのぼりました。 地形図をみていただくと、六嶽神…

六ヶ岳 六獄神社上宮へ登った(その1) 福岡県宮若市龍徳・鞍手町長谷

2020年9月20日(日)に、福岡県宮若市龍徳と鞍手町長谷にまたがる六ヶ岳へとのぼってきました。正確にいうと六ヶ岳中腹にある「六嶽神社の上宮」へとのぼってきました。 六嶽神社の本宮自体は、鞍手郡鞍手町の室木という地区にあります(座標値:33.756386,1…

大威徳明王像とともにまつられている庚申塔 大分県杵築市大田波多方

大分県 国東半島、杵築市の大田波多方という地区に大威徳明王像とともに祀られている庚申塔があります。 場所:大分県杵築市大田波多方 座標値:33.475064,131.555443 名のない道の傍らに、小川をはさんで向こう側にまつられています。↓下の写真だと右端に庚…

山王宮のいっかくに祀られている庚申塔② 大分県豊後高田市上香々地

前回(2020年9月21日)の記事でご紹介した庚申塔は、石塔群の一基であることをご紹介しました。小林幸弘氏のホームページ『国東半島の庚申塔-13057-』を参照すると、これらの石塔群は”いずれも庚申塔と伝えられている”ということです。 わたしは気づかなかっ…