庚申塔をさがしていたとき、みちばたでたまたま見つけることができた石仏です。
場所:大分県杵築市大田波多方
座標値:33.476545,131.559275
木製の祠にまつられている石仏で、ほほえみをたたえた観音様のような印象です。左手で小さな子どもをだっこしており、右手は施無畏印(せむいいん)をあらわしています。施無畏印は、「右手を上げて衆生の畏れを去らせ」る意味をあらわしているそうです参照。
このあたりの集落のかたが、昔、つくったものと考えられます。子どもをだいている姿から、子育てに関する願いがこめられた石仏なのか、亡くなった子を供養するためにつくられた石仏なのか…と想像しましたが、詳細はわかりません。