日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

地蔵寺石殿(じぞうじせきでん) 大分県杵築市大田石丸

地蔵寺というお寺にまつられていた石殿をご紹介します。左右一対として室町時代につくられたとされています。

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場所:大分県杵築市大田石丸

座標値:33.490874,131.560787

 

「地蔵寺石殿→」と書かれた看板が農道わきにたてられていたので、立ち寄ってみることにしました。看板の場所座標値:33.490521,131.561290

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看板には50mとかかれており、歩いて5分もかからず石殿をみつけることができました。

 

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二段の基礎があり、基礎のうえに長方形の軸部があります。そして軸部の上に入母屋(いりもや)の屋根がついています。基礎二段ともに空洞になっています。

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軸部は、正面に十王像三基、右側面に二基、左側面には地蔵座像が半肉彫りでほられている…と案内板には記されています。

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↓下の写真は、上の写真とは別のもう一基の石殿(正面と右側面)です。案内板の内容から推察すると、↓下の写真の右側面に一基刻まれているのは奪衣婆(だつえば)と考えられます。

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十王は死後の世界である冥土(めいど)で死者の生前の罪業を裁く十人の王で閻魔(えんま)を含めて「十王の信仰」が中国から伝えられた参照

十王像については、生前のおこないを裁くものを表しており、また”三途の川で亡者の衣をはぎ取る”奪衣婆(だつえば)が刻まれていることから、この石殿が人の死後の世界への”入り口”をあらわしているのではないかと想像されます。

 

二対あるのは、この石殿の間を人が通り、そのときに生きている間のおこないを裁いてもらう…という意味をもたせていたのではないでしょうか。