大分県 国東半島、国見町野田にある”岡田社”の庚申塔を訪ねました。この庚申塔を訪ねるにあたり参考にさせていただいたのは、小林幸弘氏のホームページ「国東半島の庚申塔-国見町庚申塔所在地一覧」です。
場所:大分県国東市国見町野田
座標値:33.653843,131.587357
岡田社の本殿を左側から裏側にまわっていくと、上の写真のような石祠群がみえてきます。上の写真だと左側一番手前にまつられているのが庚申塔です。
自然石に「猿田彦命」という文字が刻まれています↓
小林幸弘氏が訪ねたとき参照は、この庚申塔に注連縄(しめなわ)が結ばれていましたが、2020年6月20日時点では朽ちていました。
庚申塔の裏側には「明治三庚午年 冬十一月下浣日」「講社中謹立」と刻まれています。明治三年は1870年で、干支は庚午(かのえうま)です。それにしても「十一月下浣日」の”下浣日”とはどういう意味なのでしょう。
下浣は”げかん,かかん”と呼ぶようで、月末の10日間…つまり下旬のことを意味するようです参照。つまり1870年11月下旬に、この庚申塔は建立されたことがわかります。