日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

豊後高田国東線沿いの墓地ちかくに祀られる庚申塔 大分県国東市国東町岩屋小畑

ひさしぶりに、大分県の国東半島(くにさきはんとう)へ、庚申塔をさがしに行くことができました。今回の庚申塔探索でも、小林幸弘氏よりいただいたデータを活用させていただきました。小林幸弘氏は、国東半島の庚申塔を40年以上のながきにわたり探し続けられており、そのデータをまとめた書籍も出版されています参照

 

小林幸弘氏の運営されているホームページ『国東半島の庚申塔』を拝読して、このなかから、ピックアップして庚申塔探索をおこないました。今回、数基さがすことができた庚申塔のうち、一基がこちらです↓

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場所:大分県国東市国東町岩屋小畑

座標値:33.5677243,131.6857563

 

非常に保存状態が良く、庚申塔にきざまれている像ひとつひとつが、はっきりと判別できます。国東半島の庚申塔を特徴づける像が、すべてそろっているという感じです。

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塔身上隅の一部が欠けているが碑面全体の状態は非常によい。勢揃いしたオールキャストの姿がはっきりと見て取れる。4夜叉の存在感がすばらしい。参照

 

主尊である青面金剛は、ひとつの頭に対し、6本?の腕があるようにみえますが、くねくねとした線は6本以上の腕があることをあらわしているようにも見えます。

 

青面金剛の両側には二童子がひかえ、青面金剛は邪鬼をふんでいます。

 

さらにその下には、二鶏と、「見ざる言わざる聞かざる」のかっこうをした三猿がいます。

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さらにその下には四夜叉が、なぎなたのような武器をかかえ、ひかえています。夜叉の腰巻部分にはわずかに紅色の染料がのこっています。

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庚申塔に向かって右側面に、「寛政五丑天」と刻まれています。寛政五年は西暦1793年、干支は癸丑(みずのとうし)です。

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庚申塔に向かって左側面には「九月庚申日」と刻まれています。

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国東半島の庚申塔は、一基一基、個性があるので探しがいがあります。

 

今回探すことができた庚申塔を、すこしずつ、ご紹介してゆきたいとおもいます。