以下は、大分県の国東半島(くにさきはんとう)、豊後高田市の夷(えびす)という地区で撮った写真です。山の斜面で、半島を構成する岩石が露わになっています。
場所:大分県豊後高田市夷
座標値:33.606293,131.560532
地質図naviで国東半島を確認してみると、その大半が安山岩(あんざんがん)で構成されていることがわかります。
国東半島の中央部高地を構成する両子火山群は角閃石・両輝石安山岩,角閃安山岩,黒雲母・角閃石石英安山岩などからなり,更新世後期の噴出堆積物といわれている。(参照:『PDF 国東半島東部地域の海岸地形と海浜堆積物について』P.3‐287)
安山岩は、二酸化ケイ素の含有率が比較的すくなく、灰色~黒っぽい色をしています▼
国東半島の中心部に位置する両子山(ふたごさん・ふたごやま)から噴出した溶岩により、半島の大部分が覆われています。溶岩が噴出していた時期は、今から12万6000年前~1万1700年前の時期である更新世後期です。その溶岩が、現在も地面から顔をだしており、その一部が写真のようなかたちで見ることができます。