日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

塔身に仏さまが刻まれる国東塔 大分県豊後高田市

大分県豊後高田市の小田原という地区。その山の中にひっそりと祀られている塔ノ御堂国東塔。

 

場所:大分県豊後高田市小田原

座標値:33.5425301,131.488739

 

塔ノ御堂は「とうのみどう」と読むのでしょうか。

↑写真のように国東塔の塔身…つまり塔中央部の丸くなっている部分に四体の仏さまが刻まれています。塔身に種子が刻まれているのは見たことがあるのですが、仏さまが刻まれているのは初めて見ました。種子とは仏さまを表す文字のことで、独特の形態の文字になっています。

 

↓こちらは国東半島の石造美術 (酒井冨蔵著)P11に紹介されている国東塔の模式図です。こちらの模式図にも種子が、塔身部分に描かれています。

同書P11に、国東塔の塔身には他にどのようなものが刻まれるのかも紹介されています。これによると、銘文、種子、仏像が刻まれるとされています。銘文は製作者や、建立年月などが刻まれている文字と思われます。

 

塔ノ御堂国東塔の塔身には四体の仏さまが刻まれており、四仏(しぶつ)といわれるようです。四仏とは、大日如来を中心にして、その四方を囲む四体の仏さまを指すようです(参照;四仏(しぶつ)とは - コトバンク)。

そして、塔の台座部分に注目してみます。台座の構造を国東半島の石造美術 (酒井冨蔵著)P11の模式図で確認しますと、上から順に蓮花座、タマブチ、反花(かえりばな)となっています。

塔ノ御堂国東塔でも台座部分を確認すると↓同様の構造が確認できます。上向きの花を模した蓮花座は請花(うけばな)ともいわれるそうです。この台座部分の構造が国東半島特有であるために、特にこの形式の宝塔を「国東塔」と呼ばれるそうです(参照:豊後高田市HP 国東塔の魅力~最も国東らしい文化財~)。

 

 

塔ノ御堂国東塔のある場所

 

豊後高田市の佐野という地区から、小田原という地区へ抜ける名前のつけられていない小さな道路の途中に、「塔ノ御堂板碑」と書かれた看板をみつけることができます。

この看板から塔ノ御堂と呼ばれるお堂がある場所まで階段が伸びます↓ 車の通る道路からもお堂がちらりと見えます。

お堂のある広場に着くと、お堂に向かって左側に塔ノ御堂国東塔がみえます。2018年11月18日、境内はイチョウのじゅうたんに覆われていました。