福岡県みやこ町の歴史民俗博物館でいただいた「永沼家住宅」のパンフレット内に、英彦山(ひこさん)道の路傍の幸神様が紹介されていました。
この写真をもとにして、英彦山道をあるいて、庚申塔をみつけにいきました。庚申塔がまつられていた場所は、以下の地点です。
場所:福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱
座標値:33.521187,130.945862
いちど私は庚申塔と気づかず通り過ぎていました。通り過ぎて1㎞先まで英彦山道をあるき、庚申塔がないとあきらめてもどってきました。家にかえって撮った写真をみかえしてみると、下の写真の石塔が庚申塔であることにきづきました。
庚申塔にはツタがからまり、もう文字は判読できません。パンフレットによると、おそらく「幸神」と刻まれていたのでしょう。
庚申塔に向かって右側に、地神ときざまれた石塔が横たわっていました。地神とは何なのでしょう。地神は「じじん」とか「じがみ」とか「じのかみ」と読むそうで参照、祖霊的な性格と土地神的な性格を持っており、屋敷神として宅地内に祀られるようです参照。
みやこ町 帆柱の、この地神さまは、山間部にひろがる農地の脇にまつられています。農耕の神様としてまつられたのではないかと想像されます。
むかしは田畑であっただろう土地が、庚申さまと地神さまが祀られている場所周囲にはひろがっています。現在では、地神さまから南西140mほどいった場所に、茶畑がひろがっています。
茶畑をぬけて、さらに南西へ英彦山道をあるいていったところの写真です↓
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