北九州市八幡西区黒崎の岡田神社境内に庚申塔がまつられているという情報を得ていってみることにしました(参照:北九州市まちかど探検-八幡西区黒崎・熊西地区)。岡田神社は黒崎の街のなかに鎮座しています。岡田神社は車通りと人通りのとても多い「山手通り」に面しており、駐車できる場所がみあたらなかったために、これまでいっていなかった神社でした。黒崎の街のなかは道路がせまく、車を運転するのにも気をつかいます。
岡田神社から西へ300mほど行った場所に図書館があるため、ここに車をとめさせていただき、徒歩で子どもと一緒に神社へと移動しました。
九州南部を本拠地とする熊襲(くまそ)と呼ばれる人々が、菊竹ノ浜という場所に祖先をまつったことが、岡田神社のはじまりとされています。「北九州の史跡探訪」(北九州史跡同好会)P.181では、もともと、八所神社とよばれていましたが、1705年に岡田神社に改称されたと紹介されています。
参道も境内も綺麗に整備された神社です。わたしたちが参拝にきたとき、他にも数組の参拝者がこられていました。
参拝を終えたら、拝殿の左側から時計まわりで庚申塔をさがしていきました。けっきょく拝殿にむかって右側の摂社がまつられている場所に、二基の庚申塔をみつけることができました。
猿田彦大神と興玉神(おきたまのかみ)と刻まれた庚申塔で、建立年月や願主などの銘はみられず、いつ建てられた庚申塔かはわかりませんでした。
場所:福岡県北九州市八幡西区岡田町
座標値:33.861568,130.767222
興玉神の庚申塔のほうは大正十二年の銘がきざまれていますが、猿田彦大神のほうは無銘でした。大正十二年は西暦1923年です。
今回の庚申塔もマイマップに登録しています。随時、更新していますので、よかったらご覧ください。