髙倉八幡神社の境内に庚申塔群がまつられていました。場所が髙倉八幡神社の拝殿にむかって右側です。
場所:福岡県北九州市小倉南区横代南町
座標値:33.827817,130.895903
祭壇のようになっている場所に11基の庚申塔らしき石塔群がまつられています。
しめ縄がつけられている中央部の庚申塔をふくめ、左側の5基は「猿田彦大神」という文字がみえ庚申塔であることがわかります。
ただ建立年月の文字は確認しづらく、いつの時代に建てられたものであるかは不明です。
中央のしめ縄がつけられた庚申塔から数えて、右側6基の石塔については、中央部に刻まれていたであろう文字ですら判読することはできなくなっていました。石塔のかたち自体もくずれてしまっているように見えます。
以上の11基の庚申塔群とは別に、髙倉八幡神社の北側いりぐち付近に、もう1基、大きな猿田彦大神ときざまれた庚申塔がまつられています↓
こちらの庚申塔は表面の石がはがれてきていて、「猿田彦大神」という文字がなんとか判読できます。建立年月は確認できませんでした。
はっきりと判別できない石塔も庚申塔だと判断すれば、髙倉八幡神社の境内には合計12基の庚申塔がまつられていることになります。はじめから、こんなにたくさんの庚申塔が神社一か所にまつられていたとは判断しにくいため、髙倉八幡神社周囲からあつめられた庚申塔なのだと考えられます。