大分県豊後高田市の長岩屋という地区に、天念寺(てんねんじ)という珍しい名前のお寺があります。
天念寺では毎年、旧正月に修正鬼会(しゅじょうおにえ)という行事が行われており、この行事がとても迫力のある火の行事なので、その珍しさもあり、たくさんの人たちが集まってきます。
その修正鬼会が行われるのがこちらの天念寺講堂です↓
この講堂に向かって左側に庚申塔が祀られていました。いつも、天念寺には暗くなってから来ることが多かったので、これまで全くこの庚申塔の存在に気づきませんでした。
場所:大分県豊後高田市長岩屋
座標値:33.5784986,131.5404572
一面六臂の青面金剛は左手にショケラを把持しています。
そして青面金剛像の足元には、一鶏一猿が確認できます。猿はマンガのような印象で、にっこりと笑っているようにみえます。一鶏も「ニワトリ」というよりもカラスのような風貌です。
庚申塔な向かって右側面に「寛保二年」と刻まれ、1742年に庚申塔が建立されたということがわかります。