日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

邪鬼をふんだ青面金剛 大分県豊後高田市長岩屋

2018年の11月18日に、大分県豊後高田市の天念寺(てんねんじ)で開催された「鬼会の里祭り」へ行きました。そのときの記事はこちらです。

 

https://www.ku-hibino.com/entry/2018/11/19/211240

 

その鬼会の里祭りを後にして、国東半島の庚申塔を数か所さがしてみました。祭りが開催されていた天念寺を車で出発し、東側へのびる大分県道548号線を走っていました。すると妻が「あっ、あそこに庚申塔みたいのがある」と教えてくれました。

 

いちど来た道を引き返し、548号線からみると北側方向…山の斜面の上の方を見てみると、祠とともに庚申塔らしき石塔が見つかりました。場所は豊後高田市の長岩屋という場所で、天念寺からそれほど離れていない場所です。

場所:大分県豊後高田市長岩屋

座標値:33.584480,131.56210

 

google mapで天念寺から石塔までの距離を計測してみると、直線距離でちょうど2.0㎞ほどです。

 

県道548号線は車通りは少なく、車を駐車できるスペースもその場所にはあったので、路駐し、石塔のある場所まで歩いていきました。

祠の周囲に数体の石仏があり、庚申塔は祠に向かって右側に祀られていました。

一面六臂の青面金剛像が主尊です。その青面金剛は邪鬼を踏みつけており、その両側に二童子が控えています。二童子、邪鬼、青面金剛の下には膝を曲げて正面を向いて座った三猿が刻まれます↓

三猿の下側に何か刻まれているようですが、はっきりとはわかりません。このように刻まれているものが、はっきりとわからない場合、よく助けていただくサイトが小林幸弘氏が運営している「国東半島の庚申塔」です。

 

http://5884koshinto.my.coocan.jp/list11.html

 

↑こちらは「豊後高田市庚申塔所在地一覧」で、こちらのNO.90 画像「11052」を参照します。

 

すると「青面金剛(1-6) 3猿 2鶏 2童子」と書かれています。青面金剛(1-6)の(1-6)とは一面六臂のことです。小林幸弘氏の記録では2鶏があり、三猿の下に刻まれている不明瞭な像は二鶏であることが推察されます。

 

庚申塔に向かって右側面には、庚申塔の建立年月日が刻まれています↓

「天明四年 辰八月吉日」と刻まれます。天明四年は1784年。八月の前に「辰」という文字が刻まれていますが、天明四年は干支が「甲辰(きのえたつ)」であるので、この辰が引用されていると考えられます。