クバの御嶽(うたき)は、琉球開闢七御嶽(りゅうきゅうかいびゃくななうたき)の一つとして数えられています。琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)の神アマミキヨが作ったとされる7つの聖地のことです。クバの御嶽は、クバ岳のなかにあり、クバ岳は今帰仁城跡の南西400mほどの場所にそびえます。クバ岳自体が、琉球最大の御嶽として知られています。
参照:https://utaki-trip.com/utaki/#02
参照:
場所:沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊
座標値:26.6881905,127.9273987
クバの御嶽を地形図で確認すると、標高約128mの場所に祀られていることがわかります。そこまでの行程は、登山に近いかたちの道です。途中まではコンクリートで舗装された山道があります。
▼登山口ちかくにあるお墓。
舗装道がなくなると、ふつうの山道となります。ただ、しっかりと道は踏み固められ延びているので歩きやすいです。森は南国らしい様相です。
▲▼お賽銭をいれるための箱でしょうか?御嶽の手前に設置されています。
▼写真の奥に御嶽がみえます。
▼御嶽の前に香炉が配置されています。
御嶽の奥にも、山頂までのびていそうな山道が確認できました。今回は、その先は行きませんでしたが、おそらく地形図の「アマミクヌムイ」という史跡にまでいくことができるのだと考えられます。
参照:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/248745
案内板の抜粋▼
クバの御嶽は、琉球の七御嶽にも数えられる重要な御般の一つです。 七御指とは琉球創成神話に登場し、琉球の創造神が降臨した土地とされています。祭神は『ワカツカサの御イベ”といわれ、旧居の五月十二日 と九月十五日に今泊によって執り行われるタブウガン(大御願)で、今帰仁ノロ以下の神人とムラ人が集まり航海安全、子孫繁栄、五穀豐旗、 「無病息災の祈願がおこなわれています。御機には上、中、下の三段の座が 設けられており、御願のときは上の座には神人、その下の座には一般女性、その下に男性がそれぞれの場所に座してお祈りを捧げます。また、クバの御飯の西側中腹にブトゥキヌイッビッと称される洞窟があり、その意は“解きの岩屋”といわれており、子宝を授かる拝所として知られ参拝者が多く訪れています。