先日あげた記事「金山川 名前の由来地をしらべる 福岡県北九州市八幡西区上上津役」で、金山川(きんざんがわ)源流と金鉱跡について記述しました。この場所へいってみました。
場所:福岡県北九州市八幡西区-上上津役(かみこうじゃく)
座標値:33.8237824,130.7731905
現在、人が訪れることはあまりないようで、道は雑草に覆われ、かなり荒れていました。行くにはスニーカーではなく、登山靴でいくのが無難だと感じました。
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金山川源流と金鉱跡、そして帆柱新四国霊場第60番札所がある場所は、ほぼいっしょの場所です。座標値は上記です。全行程を国土地理院地図上で示してみます。比較のために無加工の地図もしめしています。
「源流、金鉱跡、札所」地点へいく道の入口はこちらの地点です↓ この入口までは車で行くことができます。
座標値:33.821695,130.766594
入口地点にはバリケードが設置されており、その先は林道である看板が立てられています。車を停めるスペースが、かろうじて1台分あるために、そこに車をとめてバリケードをよけて、徒歩にてすすむ必要があります。
舗装された林道を630mほど進むと、「源流、金鉱跡、札所」地点方向への分かれ道がみえてきます。この分かれ道地点の座標値は(33.823138,130.770816)です。
この地点から道はわるくなってきます。まだ舗装道はつづきますが、落石や雑草、苔が道をおおいます。道なりに歩いていくと橋がみえてきます。橋を渡ると舗装道はなくなり、登山道となります。
登山道となってからは、札所までの距離は長くありません。2~3分歩けば「源流、金鉱跡、札所」地点にたどりつきます。
第60番札所にはお堂があり、「大日如来」の看板がかかげられています。お堂の右手側に小さな滝があります。この滝の上側に金鉱跡があります。しかし滝の上を通る道は、砂利ですべりやすいうえ斜面がきつく、斜面の下は滝となっています。危険を感じたので金鉱跡まではいくことができませんでした。
ここの金鉱跡では江戸時代に、わずかながら、金が採掘されていたということです。『北九州の史跡探訪』(北九州史跡同好会)P.193の情報をもとに、ここまでたどりつくことができました。