場所:福岡県北九州市小倉南区平尾台(牡鹿鍾乳洞)
牡鹿鍾乳洞内は、一部の区間で川が流れていますが、そのほかの区間は静かな環境です。洞内には、雫(しずく)が落ちる音が聞こえます。
私が滞在した1時間ほどの間に、洞内ですれ違った方は3組でした。
そのため、人の往来が少なく、洞内で腰をかがめて、雫が落ちる音の録音にじっくりと集中することができました。
録音機の感度を上げると、靴を少し動かすだけで砂を踏む「ジャリ」という音も録音されてしまいます。つばを飲み込む音さえ拾ってしまいます。
そこで、録音中は極力動かず、息をひそめ、録音機につなげたイヤホンで音をモニタリングしながら、静かに録音を続けました。