場所:福岡県直方市頓野 福智山ダム
座標値:33.754625,130.776135
以前に福岡県の直方市にある福智山ダム周囲に、成人桜とよばれる桜がたくさん植えられているという情報を、地元のかたにおしえていただきました。4月上旬のいまの時期、その桜はどんなふうになっているんだろうと、気になり行ってみることにしました。
ご覧のように立派な桜の樹が、福智山を背景に、たくさん花を咲かせていました。冬に、この福智山ダム周囲を車ではしったとき、ひとがおらずに「寂しいところだな」と感じました。しかし桜の時期は、たくさんのかたがダム周囲で、花見や散歩をたのしんでおられました。
そもそも「成人桜」とはなんなのでしょう。地元のかたの話によると、昔、直方市で成人した男女が、成人式を終えたその足で「頓野(とんの)の溜池」まで来て、桜を植えていたとのことで、数年にわたりこの習慣は続けられていたとのことでした。詳細は不明だったのですが、福智山ダムの下流に「頓野の溜池」があり、その溜池のほとりに成人桜について説明された顕彰碑が建てられていました。
顕彰碑の内容をざっくりとまとめてみると以下のようになります。
・岩熊正丞(いわくままさつぐ)というかたが昭和44年から昭和47年のあいだに、成人になったひとたちに、桜の植樹を指導した
・植えられた桜が成人桜と名付けられた
・その後、平成14年、福智山ダムの建設にかかわった企業が桜の植樹の寄付をした
・その際に植えられた桜は二代目の成人桜とされた
大きな福智山ダムの下流に、小さな頓野の溜池があります。写真の桜並木は、頓野の溜池の東側に集中していました。…といっても溜池の周囲全体に、桜の樹がぽつぽつと植えられていました。のどかな場所にあるので、桜の写真を撮るのにはとても良い場所をみつけたと思いました。
頓野の溜池の東側には、鳥野神社という古い神社があります。この神社に庚申塔を見つけることができたので、別の機会にご紹介したいと思います。