場所:福岡県直方市(のおがたし)頓野(とんの)
鳥野神社
福岡県直方市頓野にある福智山ダム。そのダムの下流にもうひとつ小さなダムがあります。その小さなダムの名前は「内ヶ磯ダム」です。前回の記事(直方市の桜が綺麗な場所)でご紹介した桜並木は、この内ヶ磯ダムのほとりにあります。
内ヶ磯ダムの東側に、古くてとても味のある神社が鎮座しています。その神社の名前は「鳥野神社」です。先日、この神社へ庚申塔(こうしんとう)がないか、探索へいったら、神社境内にも、とてもきれいな桜が咲いていました。
また神社境内自体も、とても美しいものだったので、ご紹介したいと思います。
鳥野神社は内ヶ磯ダムのほとりから、まっすぐ境内へとのびる参道(階段)をのぼっていきます。一の鳥居をくぐり、参道をすこしのぼったところから、内ヶ磯ダム方向をふりかえると、鳥居をシルエットとして陽にあたって輝く桜の花がみえました。
参道をのぼっていくと、木製の二の鳥居がみえてきます。
二の鳥居ふきんから、また来た道をふりかえると、緑色のもみじが参道をいろどります。昼前であったために、もみじにちょうど陽があたり、やや暗い参道からうかびあがっています。
↓二の鳥居をくぐり、三の鳥居の先にある境内をめざします。ここでも陽の光が暗い参道を部分的に照らしています。なんともきれいな景色です。
境内に入り、本殿にむかって左方向へ歩を進めると、りっぱな桜の樹がありました↓
一枚目の地形図に示されているように、この神社の境内からは鷹取山(たかとりやま)への登山口があります。拝殿にむかって右側奥に登山口があるのですが、この登山口周辺にもりっぱな樹々が鎮座していました。
同じく、拝殿右奥にいくつかの石塔が祀られていました。これらの石塔のひとつが庚申塔でした。庚申塔はまた別の記事でご紹介します。
神社周囲はふかい杜に囲まれています。そのため、昼間でも境内は薄暗いのですが、樹々の間からふりそそぐ陽が、スポットライトのように桜を照らしてくれていました。