中塚公民館の敷地内に祀られていた庚申塔です。
・公民館など人の集まるところに比較的多い
・自然石を使用してやや前傾している
・猿田彦大神の文字塔が主
…という特徴があるみたいです。地元に住む年配のかたの話では、腰の曲がったお年寄りを「コウシンサマのような人」と呼ぶこともあるそう。
中塚公民館の庚申塔も、ちょっとお辞儀をしているような姿をしていました。
ところで「ヤマケイ新書 山の神さま・仏さま
」(太田 昭彦著)を読んでいて、庚申信仰にも本山(ほんざん)があることを知りました。その本山というのが栃木県にある庚申山(こうしんざん)という山。メモ代わりに残しておきます。
庚申山は1892m。どうして庚申という名がついたかというと、昔、何万年も生きていたといわれる一匹の白い猿がこの山に住んでいたからなんだそう。
庚申山ではこの白猿が信仰され、猿に縁があるということで猿田彦大神が祀られるようになったそうです。