日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

中塚公民館の庚申塔 玖珠町山下 それと庚申山について

場所:大分県玖珠郡玖珠町山下

中塚公民館の敷地内に祀られていた庚申塔です。
f:id:regenerationderhydra:20180218203627j:image

 玖珠町庚申塔は…

・公民館など人の集まるところに比較的多い

・自然石を使用してやや前傾している

猿田彦大神の文字塔が主

…という特徴があるみたいです。地元に住む年配のかたの話では、腰の曲がったお年寄りを「コウシンサマのような人」と呼ぶこともあるそう。

f:id:regenerationderhydra:20180218203649j:image

中塚公民館の庚申塔も、ちょっとお辞儀をしているような姿をしていました。
f:id:regenerationderhydra:20180218203714j:image

 

ところで「ヤマケイ新書 山の神さま・仏さま
」(太田 昭彦著)を読んでいて、庚申信仰にも本山(ほんざん)があることを知りました。その本山というのが栃木県にある庚申山(こうしんざん)という山。メモ代わりに残しておきます。

 

庚申山は1892m。どうして庚申という名がついたかというと、昔、何万年も生きていたといわれる一匹の白い猿がこの山に住んでいたからなんだそう。

 

庚申山ではこの白猿が信仰され、猿に縁があるということで猿田彦大神が祀られるようになったそうです。