福岡県宗像市にある宗像大社。なにげなしに、初詣などで訪れることがあるのですが、改めて調べてみると、かなりすごい神社なんですね。この宗像大社の名がつけられている神社って、日本全国にあるなんてはじめて知りました。
日本各地に七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社である。宗像大社 - Wikipedia
宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称なんだそうですが、沖ノ島から出土した指輪や焼き物など8万点の品は国宝に指定されています。
そんな宗像大社で、もっとも神聖な場所のひとつである高宮祭場に行ってみました。
高宮祭場は宗像大社の本殿から南に10分弱歩くと着きます。
第二宮(ていにぐう)と第三宮(ていさんぐう)のそばを通り抜けて、木漏れ日が気持ちいい鎮守の杜を歩いていきます。
途中、橋を渡り…
長い階段を登りきると…
ちょっとした広場に、大きな樹が二本。この樹にかぎらず、宗像大社境内には他にも立派な樹々が育っています。
これは樫の樹かな。3月中旬にもなると、陽の当たる場所は温かくなってきましたが、この杜の中はまだひんやりとしていました。
↓こちらが宗像大神が降臨したとされる高宮祭場です。
神々が降りてくる山や杜を神奈備(かんなび)というそうです。宗像大社に社殿がたてられたのは奈良時代から。それ以前は、こういう山の一角を神奈備という神聖な場所としてあがめました。
これら立派な樹木を神様が降りてくるための目印としていたのですね。
つい二か月くらい前に、宗像大社に初詣に来たのですが、そのときはたくさんの人に圧倒されて、本殿にお参りもせず帰りました。ましてや、ここ高宮祭場の存在も知りませんでした。
道の駅「むなかた」情報コーナーで、「むなかた文化財マップ」という無料の冊子をいただいて、高宮祭場のことを知りました。そこで行ってみることにしましたが、いやー清々しい気持ちになるいい場所でした。
道の駅の情報コーナーって、地元の文化財とか観光スポットとか、詳しい情報を知れるので、これからも利用してみようと思いました。