大分県から福岡県の北九州市へ移りすんでから、はや1か月が過ぎました。北九州市や遠賀、直方(のうがた)などにも多くの史跡があることがわかってきて、行きたい場所がだんだんと見つかってきました。
やっぱり、図書館にある郷土史料が、その土地土地のディープな部分を知る情報源としては優秀です。
この垣生羅漢百穴(はぶらかんひゃっけつ)の存在を知ったのも、郷土史料のおかげです。
垣生羅漢百穴は、いわゆる古墳ですが、古墳のオーソドックスなイメージとはちがって、崖に穴が掘られている形式です。この穴のなかに遺体を安置したようです。
この古墳は福岡県中間市の垣生公園(はぶこうえん)という桜の名所にあります。垣生公園は遠賀川という大きな川のすぐ近く。遠賀川流域って、ぽつぽつと古墳が発見されたり、土器が出土したりしてて、古い時代から人が住んでいたんだなっていうことがわかります。
遠賀川をはさんで中間市の対岸。こんな市街地に古墳が残されているんですね。野球場となりの駐車場に車を停めて、垣生神社方向に5分ほど歩きました。小高い丘になっている公園の中腹に横穴墓はありました。
大分県では、広々とした自然のなかにぽつぽつと史跡が残されていました。いっぽう、福岡県では住宅地、市街地のなかにぽつぽつと史跡が残されています。その点、ちょっと感覚にギャップはあります。
深い山に分け入ったり、崖を登ったりして辿り着く大分県の史跡と比較すると、アクセスしやすい福岡県の史跡の物足りなさは感じてしまいます。でもやっぱり宝さがしのような史跡探訪のおもしろさは変わりません。
場所:福岡県中間市垣生
まとめ
調べた史跡の場所を記憶するのをどうしようかまよっているとき、いつも持ち歩いているスマホを使うのが一番いいようだ、ということに気づきました。
場所の情報をまとめておくのはgoogle mapが便利です。google map上の、マークしたい場所を長押しすると☆マークをつけることができます。
時間が空いたとき、つけておいた☆印をmap上でさがしてナビゲーションできるので、時間が有効に使えます。