日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

木屋瀬宿(こやのせしゅく)の追分石(おいわけいし)

街道が左右に分かれる道標として建てられた石を追分石(おいわけいし)といいますが、福岡県八幡西区にある木屋瀬宿(こやのせしゅく)にも、追分石の痕跡が残っています。
 
場所:福岡県北九州市八幡西区木屋瀬4丁目

↑これはレプリカの追分石です。もともとの追分石には「是従右赤間道左飯塚道 元文三年」と銘がされていました。
 
 
昔の、実際の追分石の写真が遠賀川―流域の文化誌 (海鳥ブックス 6)という書籍に載っていたので、メモとしてアップしてみたいと思います。

これがその写真です。元文3年は西暦に直すと、1738年です。2017-1738=279年も前に、この追分石は立てられたのですね。
 
上の写真の奥へ進む道を進むと、遠賀川へと出ることができます。遠賀川手前に、興玉神社...つまり、猿田彦大神が祀られる神社があり、街道を行く旅人の安全が祈願されたと考えられます。