日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

壱岐の土台石 長崎県壱岐市勝本町仲触

壱岐の島の北端部、圧倒されるような岸壁が海にせまっています。 場所:長崎県壱岐市勝本町仲触 座標値:33.857683,129.707288 壱岐の島は、その全体が玄武岩で覆われています。玄武岩はマグマが地表ちかくで固まってできた岩です。玄武岩で島が覆われている…

砂岩でつくられた立派な石垣 長崎県壱岐市勝本町勝本浦

壱岐の島の北部、勝本町勝本浦という場所に立派な石垣が残されています。石垣をさらにくみあわせて、高台をつくりあげました。遠くを見張れるようにです。この高台は「旗揃舎(はたぞろいしゃ)物見台」と呼ばれます。1592年に豊臣秀吉が朝鮮を侵略しようと…

象の祖先の化石が発見された地層を見にいく 長崎県壱岐市勝本町立石西触

長崎県、壱岐の島の西側。湯本湾と片苗湾との境界部分に「六郎瀬鼻」というでっぱりがあります。ここで、ステゴドン象という大きな象の化石がでてきました。 ステゴドン象は、マンモスや現在の象の祖先にあたります。今から1200万年前~約100万年前にかけて…

溶岩が波で削られた地形 長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良東触

壱岐の島、南西端。渡良半島先端部に、ゴツゴツした岩でつくられた奇景がひろがっています。 場所:長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良東触 座標値:33.771727,129.645598 玄武岩という名前の岩からできた台地。その台地が海の波によって削られてできた海食崖(かいし…

壱岐(いき)の旅 当日朝 トラブルだらけのなかでの救い

2023年6月24日(土)・25日(日)で長崎県の「壱岐(いき)の島」へ訪問。2回目の壱岐 渡島でしたが、今回もトラブル続き。 1回目の渡島ではフェリーの予約を忘れており、車を持っていくことも、島での車のレンタルもできず、路線バスでの島内移動となりまし…

インドから移植された5本の”ナギの木” 福岡県福津市舎利蔵

むかし、勝宝寺(しょうほうじ)というお寺があった場所に、5本のナギの木が生きています。樹齢約800年です。 場所:福岡県福津市舎利蔵 座標値:33.741688,130.537262 ねじり曲がったナギの木 サルノコシカケ 鐘楼ちかくのナギの木 老木は皮がうろこ状に剥…

70年前におきた門司大水害はどうして起きたのか? 福岡県北九州市門司区風師

先日、テレビ番組で水害の特集がくまれているのを観ました。今から70年前の1953年におきた北九州市門司区の水害のことで、「門司大水害」「門司災害」などの名称で呼ばれていました。 門司大水害について調べてみると、門司のもともとの地質と、その当時の気…

100㎞以上の旅をしてきた石像 大分県日田市高瀬

数か月ぶりに大分県日田市へいく用事ができました。自由に使える時間は2時間ほど。ついでに立ちよれる史跡はないかGoogle mapで検索してみました。 「大分県日田市 史跡」のキーワードを入力します。いちばんはじめに表示されたのが「石人(大分県指定有形文…

鎌倉時代につくられたとても古い梵鐘 福岡県宮若市湯原

各地の観光案内所や、道の駅などにおいてある観光パンフレットをみると、つい手にとってしまいます。おおくのパンフレットはイラストつきでシンプルで、読みやすいです。地域地域の「推し」がすぐにわかります。 載せられている地図には最小限の情報だけが紹…

わずか3年で廃業した明治時代の事業跡 福岡県福津市渡

福岡県福津市の渡という地区に、明治時代の遺構があります。 陸から海にむかって半円を描くように堤防がつくられています。ひとつひとつ石を積み上げつくられています。 生洲(いけす)の跡だそうで、かつて、50種類ほどの魚がこの中を泳いでいました。 場所…

大音青山(おおおとせいざん)と山口小学校 福岡県宮若市山口

福岡県宮若市の山口という地区に、日本近代化へむけての教育に力をいれていた、武士の邸宅跡があります。その武士の名前は大音青山(おおおとせいざん)といいます。 明治維新後、つまり1869年以降に、青山は宮若へ移り住みました。宮若市にかつてあった「山…

貴船神社に祀られる庚申塔群 福岡県田川郡糸田町

村社 貴船神社に、おそらく、五基の庚申塔が祀られていました。 「おそらく」というのは、五基のうち二基は刻まれている文字が確認できなかったためです。この二基は庚申塔と断定はできません。しかし、「幸神」と刻まれる庚申塔とともに祀られています。 場…

宮川八幡神社の境内に祀られる庚申塔 福岡県田川郡糸田町宮川二

宮川二(みやがわ2)に宮川八幡神社(みやがわはちまんじんじゃ)が鎮座します。神社の本殿にむかって右側に小さな四角柱の庚申塔が祀られています。 場所:福岡県田川郡糸田町宮川二 座標値:33.657177,130.783434 庚申塔の正面には「幸神」と刻まれていま…

石灰岩でつくられた大きな庚申塔 福岡県田川郡糸田町宮谷

道の駅「いとだ」の北2.6㎞ほどの地点に、谷川集会所があります。集会所の西側に住吉神社が鎮座します。住吉神社境内に一基の立派な庚申塔が祀られています。 場所:福岡県田川郡糸田町宮谷 座標値:33.665273,130.769092 谷川集会所のわきにある階段をのぼ…

大宮神社の一ノ鳥居そばにある崩れた庚申塔群 福岡県田川郡糸田町

Google mapに口コミを投稿しているかたが写してくださっている写真に庚申塔が写っていることがあります。またGoogle ストリートビューを眺めたりして、「庚申塔がありそうな神社だな」とめぼしをつけたりもしています。 糸田町にある大宮神社も、このような…

大宮神社の参道脇に祀られる庚申塔? 福岡県田川郡糸田町宮谷

大宮神社の参道脇に、庚申塔らしき石塔が祀られていました。 場所:福岡県田川郡糸田町宮谷 座標値:33.6615181,130.7716675 かなりいびつな形をしています。おそらく、もともとこのような形ではなかったと考えられます。この石塔は、みたところ石灰岩でつく…