壱岐の島、南西端。渡良半島先端部に、ゴツゴツした岩でつくられた奇景がひろがっています。
場所:長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良東触
座標値:33.771727,129.645598
玄武岩という名前の岩からできた台地。その台地が海の波によって削られてできた海食崖(かいしょくがい)↓
海食崖の一部がけずられて洞窟になったものが海食洞(かいしょくどう)↓ こちらの海食洞は「鬼の足跡」と呼ばれています。
↓海食洞の上を歩くことができます。道の両側は切れ落ちています。
多くの玄武岩が「鬼の足跡」の底部分に転がっています。波の力によって海食洞ができ、その後、洞窟の天井部分が崩れおちてできたのかもしれません↓
この海食洞の北側には、きれいにかりこまれた草原がひろがっています。牧崎公園と呼ばれています。この草原の土台部分は玄武岩でできています。
牧崎公園を海岸ちかくまで降りてゆきます。するとたくさんの穴があいた岩石がころがっています。
小さな穴は、マグマに含まれていた水分などが抜けてできた穴です。マグマが地表から噴出したとき、マグマにかかる圧力が低下しました。そのときにマグマ内にある水分などが発泡したと考えられます。
地層のよくみえる岩塊です↓ 上部は黒色の玄武岩がみえます。下部にはどうも礫(れき)がまじっているようにみえます。礫岩(れきがん)か? 礫岩の上を溶岩が覆ったという歴史があったのかもしれません。
参考にした資料