国東半島、国見町の岐部(きべ)という地区に松林寺(しょうりんじ)というお寺があります。この境内に庚申塔が二基まつられていました。もう一基、庚申塔らしき石塔もありますが、庚申塔という確証がもてません。その石塔もあわせて三基ご紹介します。
まず一基目は、松林寺のお堂にむかって右側にまつられています。
場所:大分県国東市国見町岐部
座標値:33.6460667,131.6254495
一面四臂(いちめんよんぴ)の青面金剛が主尊です。青面金剛の両脇に二童子がひかえます。また形がはっきりとしませんが、青面金剛は邪鬼をふみつけているようにもみえます。
さらにその下には見ざる言わざる聞かざるの三猿。そしてその下には二鶏(にとり)が重なるようにして刻まれています。二鳥の左隣りには鬼の顔が刻まれています。
背面や側面には建立年などの文字はきざまれていませんでした。