日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

貴船社のちかくの山中にまつられる庚申塔 大分県豊後高田市夷

大分県、国東半島(くにさきはんとう)。豊後高田市の夷(えびす)田ノ口という地区に貴船社が鎮座します。貴船社は夷谷温泉(えびすだにおんせん)の北北西約190mの地点に位置します。そして貴船社の拝殿と祠がある場所のやや北側の山中に庚申塔がまつられています。

▼こちらの写真が道から眺めた貴船社の鳥居です。人がよく参拝しているような感じではなく、参道も拝殿もずいぶん荒れていました。

参道自体がヤブに覆われ、ヤブをかきわけながら登ってゆくという感じです。

▼荒れ果てた拝殿内。

▼拝殿の北側をみると数基の石塔がたっているのが確認できました。

場所:大分県豊後高田市夷

座標値:33.608119,131.562112

 

主尊である、おそらく青面金剛像は、ほとんど形をとどめていません。ただ青面金剛像の上側には月日を表す丸形、そして雲が刻まれているのは、はっきりとわかります▼

▼青面金剛の足元には二猿、一鶏が確認できます。もうひとつ像が刻まれているようですが、その形ははっきりと認識できません。

▼庚申塔の周りにある縁部分に、建立年月が刻まれています。元禄十四辛巳天、八月初五日。元禄十四年は1701年、干支は辛巳(かのとみ)です。

小林幸弘氏のホームページ『国東半島の庚申塔』内で、同じ庚申塔を紹介されているページを確認してみますと、この庚申塔の隣に、もう一基庚申塔があることがわかります。番号「13043」の庚申塔です。

 

自分で撮った写真を確認してみると、番号13043の庚申塔は倒れて、今回の庚申塔の隣にあることがわかりました。