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福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

旧西ノ塚地区のコウシンさま 福岡県みやこ町犀川下伊良原

英彦山から、みやこ町へと下る途中、国道496号線沿いで見つけた庚申塔のご紹介です。今回のコウシンさまは、道路わきの整地された区画に大事にまつられていました。

さらに、庚申塔のすぐわきには「旧西ノ塚地区 猿田彦大神」という説明が刻まれた新しい石塔も立っていました。

石塔の裏側には「平成二十六年六月」の銘。四年前に建てられたばかりのものでした。

場所:福岡県京都郡みやこ町犀川下伊良原

座標値:33.576868,130.946255

 

↓庚申塔自体には「猿田彦大神」という銘のみが確認され、建立年月の銘は確認できませんでした。

 

猿田彦大神と庚申の神とのつながり

福岡県の庚申塔の主尊としてよく見かける猿田彦大神ですが、猿田彦大神は「道の神」、「境の神」である道祖神でもあるため、庚申の神が持つ「境の神」としての性格と結びつきやすかったようです(参照:庚申信仰 (民衆宗教史叢書 第17巻)P102,103,P111)。

 

同書P111では「猿田彦と庚申」という項があり、新潟県や壱岐、長野県の信仰を挙げて、猿田彦大神と庚申の神とのつながりを説明してくれており興味深いです。

 

特に長野県の信仰として、疫病神が作った帳面(悪いもの)を道祖神にあずけておくと、道祖神が焼いてくれ、人間を助けてくれるというものがあるそうです。それが小正月のオンベ焼という祭りの云われのようです。

 

このエピソードが、庚申待(こうしんまち)の云われと似ていることを庚申信仰 (民衆宗教史叢書 第17巻)では指摘しています。