日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

一年草 二年草 多年草 越年草 ややこしいので図にあらわすと

植物の写真をとって、その植物についてしらべてみると、生活環によって「一年草」「二年草」「越年草」「多年草」という言葉がでてきます。名前からなんとなく想像はできるけど、詳しくしらべると、なんだかややこしそうだったので、いままで見て見ぬふりをしていました。

 

でも図にかいてみると、ややこしそうに思えたその全容もわかってきます。

例えばキュウリグサは越年草に分類されている

例えばキュウリグサは越年草に分類されている

「一年草」「二年草」「越年草(えつねんそう)」「多年草」の関係を、自分なりにザッと図にすると以下のようになります。

 

植物の生活環 「一年草」「二年草」「越年草」「多年草」で分類

植物の生活環

「越年草(えつねんそう)」という言葉が一年草と二年草の別名としてあげられています。これはどういうことなのでしょう?「越年草」というのは、”秋に発芽し、冬を越して春になって開花・結実・枯死するもの”で、”冬を越す”というのが越年草に分類されるための条件のようです参照:Wikipedia-一年生植物

越年草の生活環

越年草の生活環

 

1年未満で枯れる草が1年草

↓下図は1年草の生活環を模式図であらわしたものです。種が土にまかれて発芽、開花、枯死するまでの期間が1年未満です。

1年生植物の生活環

1年生植物の生活環

1年草が冬を越すと冬型1年草

そして、この1年草の生活環に「越冬」がはいってくると、「冬型1年草」というふうに分類されます↓。「越冬」するので「越年草」ともいわれます。

冬型

冬型1年草の生活環

 

 上の図では発芽から枯死までの期間が1年未満なので冬型1年草です。1年未満の命なので、あくまでも1年草と呼ばれます。どうじに冬型1年草は冬を越すので越年草とも呼ばれます。

 

2年草は1年草よりちょっと長く生きる

いっぽうで、発芽から枯死までの期間が1年以上だと2年草と分類されます↓

2年草の生活環

2年草の生活環


またちょっとつけたすと、2年草も冬を越すので、もちろん越年草と呼ばれます。

 

多年草は環境のよい場所でいきる

多年草は、何年にもわたり生き残っていけるものです。冬の寒さが厳しい場所や、乾季があり水不足が厳しい場所に育つ草の場合、生存に厳しい季節をのりこえられません。そのため1年草や2年草に分類される草が生えます。

 

いっぽうで年中、高温多湿の例えば熱帯林のような場所だと、ずっと草は成育しつづけることができます。このような場合は多年草とよばれる草が繁茂します参照。こちら↓は畑と小川の境にはえていたツルニチニチソウです。

多年草のツルニチニチソウ

多年草のツルニチニチソウ

 

生活環はいきている場所によって変わる

以上ご紹介してきた生活環による分類は、ややあいまいなもので…

 

熱帯では多年生であるが、温帯では一年生になる植物も存在する。

 

…というように、植物のいきる環境によって、同じ植物でも1年草になったり、多年草になったりするそうです参照:Wikipedia-多年生植物。だから、『○○という植物は「多年草」である!』というふうにガッチリと認識してしまうと、たくさんの例外植物があるので、混乱してしまいそうですね。

 

まとめ

『1年草・2年草・多年草』という分類と『越年草』という分類は、まったく別の視点で分類されたものだということに気づきました。混乱しないためには…

 

『1年草・2年草・多年草』は『生活環の長さ』で分類

『越年草』は『越冬するかしないか』で分類

 

…というふうに考えたほうがよさそうです。