
私は職場の雰囲気に影響を受けやすい傾向があります。
同僚の不機嫌や他者への悪口、叱責、顧客のクレームなど、自分に直接関わることはもちろんのこと、直接自分には関係のない出来事であっても、それらが積み重なると精神的な消耗を感じます。「気にしなければよい」と頭では理解していても、性格上、それらを完全に遮断することは困難です。
そこで、Googleドキュメント、NotebookLM、Geminiといったデジタルツールとメモ帳を活用し、これらの日常的な「ノイズ」を、自分にとって有益な情報へと変換できないか考えるようにしています。
いま実践しているプロセスは以下の通りです。
まず、心が動揺した際、その感情をそのままメモに残します。「納得できない発言があった」「態度に傷ついた」といった主観的な内容を、検閲することなくメモ帳に書き出します。これは思考の外部化であり、記録そのものが目的です。
書き出したメモは読み返すことなく、そのままNotebookLMへ蓄積させていきます。手入力することもありますが、高い精度をもとめていないために、メモ帳をスマホで写真に写して、これを画像データとして保管することもあります。
これらの記録は、システム内で新しいアイデアを生成するためのデータソースとなります。
その後、思考の整理が必要なタイミングで、NotebookLMのチャット機能を通じてデータに質問を投げかけます。
このプロセスを経ることで、単なる「愚痴」として処理されるはずだった情報が、新しいアイデアの構成要素として機能し始めます。ネガティブな経験も、アウトプットのための資源として再定義することで、建設的に捉えることが可能になります。
生成AIが進歩し続けているおかげで、ASDの傾向がある私は、精神面で大きく助けられています。