日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

とらや製菓所そばに祀られる庚申塔 大分県日田市中本町

大分県日田市にある、とらや製菓所に、おみやげを買いにいったとき、庚申塔をみつけることができました。

場所:大分県日田市中本町

座標値:33.315513,130.933285

庚申塔の裏側に、文政九年、丙戌(ひのえいぬ)孟春、の銘が刻まれています。「孟春(もうしゅん)」は、春の最初の月、つまり陰暦の正月のことを指します。「孟」は「はじめ」という意味で、「孟春」は「春の初め」という意味です。

 

参照:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%AD%9F%E6%98%A5/

 

西暦1826年の正月に建立された庚申塔ということがわかります。

庚申塔、下側に刻まれているのは、(地区名)講中、という文字だと思うのですが、植物の影になっており、よみとることができせん。おそらくですが、下加隈講中、と刻まれているのではないでしょうか?

 

現在の地形図では、下加隈、という地名は確認できませんが、庚申塔の南西300mの地域には、隈、という地名があります。むかし、庚申塔がまつられている地区に、下加隈という地名があったのかもしれません。