北九州市八幡東区にある荒生田神社境内に庚申塔がまつられていました。荒生田神社は鳥居をくぐると駐車スペースがたくさんあり、車を停めるのに困らずありがたいです。
鳥居をくぐると左手側に大きな庚申塔らしき石塔がみつかったのですが、まずは、本殿に参拝します。
参拝後、庚申塔らしき石塔へと歩をすすめます。石塔の風雨による浸食ははげしく、もう表面にきざまれていた文字は確認できません。どうしてこれが庚申塔だとわかるのかというと、石塔のすぐとなりに「猿田彦大神」についての説明板がたてられているためです。そのため、まだ文字がのこっていたときには、導きの神さまである「猿田彦大神」という文字がきざまれていたと考えられます。
場所:福岡県北九州市八幡東区川淵町
座標値:33.867493,130.836398
庚申塔の裏側にまわると、建立年らしき文字がみえます。
こちらの文字も浸食がはげしいですが、なんとか「文化三丙寅年」という文字がみえます。文化三年は1806年で、その年の干支は「丙寅(ひのえとら)」です。