姫島で島を自転車で周ってみました。今回は島の東端にある姫島灯台を出発点にして、島の北側と中央部を通って姫島港にもどってくる行程をアップしてみます。青色の線で示した部分ですね↓。
今回の記事で紹介する場所は、姫島七不思議といわれている「拍子水(ひょうしみず)」と「浮洲(うきす)」です。
姫島灯台をあとにして、稲積の集落へと下りていきます。やっぱり稲積から両瀬という地区に移動するまでの浅瀬が美しいですね↓。
両瀬という地区に、ひとつの目的地である拍子水があります。ここで湧きだしている温泉で拍子水温泉が営業されているんだそうですよ。
両瀬の集落です。地形図で見ても10件くらいの家屋があるくらい。とても小さな村のようですね。
↓後ろを振り返ると、姫島灯台があった高台…というか昔の稲積火山がポッコリとなっているのが確認できました。
ネットにある地質の文献を見てみると、姫島は火山でできた島なんだということがわかります。なんと6つの火山があったようです。ちょっとメモしておくと、達磨山火山、城山火山、浮州火山、金火山、稲積火山、矢筈岳火山の6つです。(姫島地域の地質より)
見えてきましたよ。ここが拍子水温泉です。この温泉施設の近くに拍子水とよばれる、温泉が湧きだしている池があるはずです。
温泉施設駐車場の奥に進みます。
ありました。ぼこぼこと温泉が湧きだしてます。
水は茶色くにごってて、見た目は泥水のような感じですね。炭酸水素塩泉なんだそうで、このにごりはマグネシウム、カルシウム、鉄分のにごりのようですね。源泉は24℃とぬるいので、温泉は源泉を沸かしています。
この温泉は飲めるんだそうですよ。なので飲んでみることにしました。
まずいとは聞いてましたが、たしかにまずい。さびた鉄を口に入れたような味でした。この拍子水は姫島の七不思議に数えられてて観光スポットのひとつになっていますね。
お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)がお歯黒をつけた後、口をすすごうとしたが水がなく、 手拍子を打って天に祈ったところ、岩の間から冷水が湧き出たと言われています。 この水はまたの名を「おはぐろ水」とも言います。(姫島七不思議 | 大分県東国東郡姫島村 | 福岡発!! 九州観光ガイド)
お姫様である比売語曽が祀られている神社は、この拍子水温泉のすぐ裏っかわに祀られてます。ここにもちょっと立ち寄ってみました。
拍子水温泉のそばにも褶曲の地層をみることができました↓。
さて、次の目的地は姫島の北側にあるはずの浮州。
途中、ペンション野路菊のそばを通ります。たしかこちらのペンションは、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で姫島が舞台となったときに、取材されていました。
このあたりは金という名前の地区です。ペンションぐらいからなだらかな坂道となってきます。坂道は島中央部の長尾トンネルまで続きます。…というよりも、少しずつ急になってくるので、途中自転車から下りて押していきました。のどかな景色が続いていきますよ。
よく薪を庭先に積まれているお宅を見かけるのですが、薪ストーブなんかが冬に使われているんでしょうかね。
途中、姫島の七不思議を二か所通りすぎます。「かねつけ石」と「逆柳」です。こちらの写真は逆柳↓。
長尾トンネルが見えてきました。ここが峠のいちばん高いところ。ここを過ぎたらあとは下りのはずです。子どもを後ろに乗せてたら重くて、もう自転車は押していくしかなかったです。
やったー下りです。
ところどころにお地蔵さまが祀られてて、「60番札所 横峰寺」という説明が書かれてます。四国八十八か所になぞらえて島にも札所が設けられているようですね。
↓こちらはアサギマダラ飛来地のひとつ(10月中旬から10月上旬)。島の中心部と海岸沿いの二か所に飛来地があるんですね。
平地におりてきました。
途中、寄り道をする形で浮州方向へ行ってみます。浮州一帯は岩礁になっているようで、岩礁の中央部は海抜2mほどの小島になっています。そのには高部様(たかべさま)祀られ、高部様の前には鳥居が建てられています。
海岸側に白い看板がたてられている場所が目印↓で、ここから浮州のみえる砂浜に出ることができます。
この高部様と鳥居は、満潮の時でも大時化(おおしけ)の時でも海中に没することがないと言います。姫島七不思議 | 大分県東国東郡姫島村 | 福岡発!! 九州観光ガイド
あとは、姫島の中心部へもどり、最終目的地のパン屋さん h.ベーカリーに行ってみたいと思います。