壱岐の島の北東端、赤瀬鼻(あかせばな)と名づけられた海岸があります。赤色の岩石で構成された海岸なので「赤瀬鼻」。どんな風景のひろがる場所なんだろうと思い行ってみることにしました。しかし、結局たどりつくことはできませんでした。
赤瀬鼻の場所
場所:長崎県壱岐市芦辺町箱崎諸津触
座標値:33.846126,129.768169
赤瀬鼻の駐車場
「赤瀬鼻」の看板が掲げられている駐車場から磯におりてゆく道が、草ぼうぼうで、踏み跡もみつけられないほどです。地形図をみながら、赤瀬鼻までのルートを再確認してみます。幸い、西側から別ルートで周りこむ道がありそうなので、別ルートから行ってみます。
国土地理院地図の航空写真に、駐車場から赤瀬鼻へたどりつくルートを、白点線で示してみます。八大龍神というところまでなんとかいくことはできますが、それから先、ほんの数メートルですが、雑草にはばまれいけませんでした。
以下は、八大龍神までの行程の写真です。
八大龍神が祀られる前には、ちょっとした広場があったようです。2023年6月24日時点では、雑草とクモの巣におおわれていました。
龍神様の祠からは海が見渡せました。
神社脇から海岸へとおりていけそうな踏み跡はありました。いきませんでした。
駐車場へもどってきたとき、道端に大岩が転がっていました。やや赤みがかった岩です。おそらくですが、海岸ちかくの岩もこのような赤みがかった色をしているのではないかと思います。
地質図naviで確認すると、赤瀬鼻付近は玄武岩で構成されています。玄武岩に含まれる鉄分が酸化し、赤色になったものと考えます。赤瀬鼻の東西に広がる海岸には、火山が噴火して飛んできた岩石や小石が多数ころがっているといいます。このような岩石や小石は、火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)と呼ばれます。航空写真で確認するとよくわかります。