JR日田彦山線の志井駅から、東へ直線距離で、約740m行った場所にあった庚申塔(こうしんとう)をご紹介します。地図で確認すると山間の集落に祀られていることがわかります。庚申塔が祀られる場所へ行くまでは、車がかろうじて離合できるほどの幅の農道を進むことになります。
場所:福岡県北九州市小倉南区志井
座標値:33.800010,130.881271
このような小さな集落に入っていくときは、わたしたちは明らかに部外者なので、いつもやや緊張しながら車を進めてゆきます。地元のかたらしき車とすれ違う際は、恐縮しながら道をあけます。
集落を貫く農道から分岐し、一件の民家へと進む道の脇に庚申塔が祀られていました。庚申塔の周囲は簡単な石垣が組まれ、庚申塔の前には祭壇と思われる平たい石が設置されています。
庚申塔には「興玉神(おきたまのかみ)」という文字がかろうじて確認できました。
建立年月の文字は、わたしは確認することができませんでした。「北九州市まちかど探検」-「史跡(しせき)や遺跡(いせき)の探検コーナー案内」-「小倉南区志井地区」では、この庚申塔が文化年間(1804年~1818年)に建立されたことが紹介されていました。
http://sisekib.kitahistory.net/kokuminami-sii.html#20
今回の庚申塔も、福岡県の庚申塔 - Google My Mapsに登録しています。