日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

原始の森に鎮座する大尾神社(おおじんじゃ) 宇佐神宮上宮の名残を見てきた

高い木々にうもれるように祀られているお宮にいってきました。宇佐神宮(うさじんぐう)のすぐ東側。そこの小高い山の上に「大尾神社(おおじんじゃ)」があります。

 宇佐神宮にゆかりのある八幡大神の分霊が祀られている場所です。昔は宇佐神宮の上宮がここにあったそうですよ。

 

 

↓宇佐神宮野球場の駐車場に車をとめて、徒歩で東へ。もう大尾神社のある大尾山が、正面にみえています。

↓ここの景色にはいつも心をひかれます。穂をたれる稲のなかに、一本の樹。すぐとなりに赤い橋がかかる景色です。

↓大尾神社へ続く山道と鳥居。夕暮れどきだったので参道がうっそうとしていて、ちょっと怖い感じでもあります。

↓スマホの写真だとすこし明るく撮れますが、実際はもっと差し込んでくる光は少ないのです。

 

↓雨後の雫がたれる階段を登ってゆきます。

↓和気清麻呂(わけのきよまろ)の碑が、途中見えます。770年ごろにおきた宇佐八幡宮神託事件で、八幡大神から神託をうけたり、ご守護をうけたりした、という神話が残されている人物です。

↓碑の左側へ、まだ道は伸びます。

↓5分ほど歩くと、見えてきました。大尾神社の鳥居です。

この場所に八幡大神が15年間おられたそうです。大神が天皇を守るために本宮へ帰還したあと、大神の御分霊を祀っています。

透塀(すきべい)に囲まれた神域に、↓小さな本殿が鎮座しています。 

↓わずかに人の来た跡が残されています。

 宇佐神宮にはよく足を運んでましたが、神宮の裏にこのような場所があると知ったのはごく最近です。宇佐神宮にゆかりがあり、まだ知らない場所はたくさんありそうです。