国東半島には六郷満山(ろくごうまんざん)という仏教文化が色濃く残っています。
国東半島の峰や、里川のほとりに古寺が点在するが、これが宇佐の仏教文化によって開かれた六郷山寺院で、総称して六郷満山とも呼ばれている。(国東と臼杵 仏教文化のふるさと 【梅原治夫、三重野元 共著】より)
髪型の変わった仁王像が出迎えてくれます。
↓立派な山門。
↓本堂
↓本堂脇に「春日社」の表示がある鳥居。
↓境内奥に「十王堂」という表示のある、小さな建物があります。
↓なかには小さな仏像が祀られています。
↓春日社へ行ってみます。
↓小さな広場にポツンと祠が祀られています。
参拝している間は、誰とも会いませんでした。でも、境内は掃除されてきれいな印象を受けました。おそらく、定期的に地元の方が整備し、節目となる祭りの時期などに、周囲の方たちが集まるのでしょう。
国東半島には奈良に次ぐ華やかな仏教文化が咲き誇っていましたが、九州の辺境だったことからあまり全国に知られませんでした。長い年月とともに、たくさんの遺産が失われていきました。
でも、奈良や京都とは違った独特の静かな魅力が国東には息づいています。
彼岸花の季節です。だんだんと涼しくなってきます。