日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

犬鳴ダム周辺でみられる緑色片岩(りょくしょくへんがん) 福岡県宮若市犬鳴

福岡県宮若市の犬鳴(いぬなき)ダムでは、緑色でうつくしい模様のはいっている岩がみられます。緑色片岩(りょくしょくへんがん)とよばれます。ダムを横切る遊歩道の親柱(おやばしら)も緑色片岩でつくられています。

 

参照:地質図navi

URL:https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#15,33.69225,130.56214

ダムの中央あたりに設置されているテーブルと椅子。

場所:福岡県宮若市犬鳴

座標値:33.687794,130.559895

 

とても美しい模様がはいっています。火成岩が変成をうけてできたのでしょう。とくに犬鳴ダム周辺のもともとの岩が苦鉄質の火成岩と考えられます。苦鉄質の火成岩は鉄やマグネシウムとおおく含む岩なので、緑色にみえると考えられます。苦鉄質の火成岩が、長い時間をかけて低温・低圧で変成作用をうけ、このような緑色片岩となったということです。

記念碑も緑色片岩でつくられている。

ダム周辺の岸壁。

ダムから眺める犬鳴大橋。