福岡県宮若市の犬鳴(いぬなき)ダムでは、緑色でうつくしい模様のはいっている岩がみられます。緑色片岩(りょくしょくへんがん)とよばれます。ダムを横切る遊歩道の親柱(おやばしら)も緑色片岩でつくられています。
参照:地質図navi
URL:https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#15,33.69225,130.56214
ダムの中央あたりに設置されているテーブルと椅子。
場所:福岡県宮若市犬鳴
座標値:33.687794,130.559895
とても美しい模様がはいっています。火成岩が変成をうけてできたのでしょう。とくに犬鳴ダム周辺のもともとの岩が苦鉄質の火成岩と考えられます。苦鉄質の火成岩は鉄やマグネシウムとおおく含む岩なので、緑色にみえると考えられます。苦鉄質の火成岩が、長い時間をかけて低温・低圧で変成作用をうけ、このような緑色片岩となったということです。
記念碑も緑色片岩でつくられている。
ダム周辺の岸壁。
ダムから眺める犬鳴大橋。