場所:福岡県宮若市犬鳴
座標値:33.694514,130.557674
庚申鎮護*1
天保十二年丑
八月吉日
「八月吉日」の文字の下側にも文字はきざまれていますが、ほとんど読み取れません。「泰」「吉」というように、ところどころの文字は読めます。
天保十二年は西暦1841年、干支は辛丑(かのとうし)です。丑の文字は庚申塔に刻まれていますので、整合します。
以前に、この庚申塔を訪れたのは2019年。いまから4年前になります。
参照:犬鳴地区でいちばん新しい庚申塔‐日々の”楽しい”をみつけるブログ
URL:https://www.ku-hibino.com/entry/2019/02/05/201231
庚申塔の裏側には何も刻まれていませんでした。
庚申塔は、やや黒っぽい色をした岩でつくられています。
犬鳴ダムの西側は泥質片岩(でいしつへんがん)、東側は苦鉄質片岩(くてつしつへんがん)で構成されています。位置から考えると、庚申塔は泥質片岩でつくられているのかもしれません。
参照:地質図navi
URL:https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#16,33.69354,130.55809
参照:岩石鉱物詳解図鑑
URL:https://planet-scope.info/rocks/pelitic_schist.html
*1:乱をしずめて外敵・災難からまもること