日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

海の上にうかぶ不思議なトンネル 熊本県天草市牛深町

熊本県天草市の牛深町には、海の上に、海にむかって穴が掘られているという不思議な風景の、レンガ造りトンネルがあります。

烏帽子坑 熊本県天草市牛深

場所:熊本県天草市牛深町

座標値:32.167425,130.015101

 

この写真を撮ったのは、熊本県天草市牛深町の「水ヶ浦」という岬にある駐車場です。この駐車場は、上の写真の海上トンネルをみることができる展望台となっています。

 

駐車場の座標値:32.168793,130.017978

 

駐車場には4台ほど車が停められます。駐車場に車を停め、展望台からみた景色がこちらの写真です↓

熊本県天草市牛深町 展望台から烏帽子坑をながめる

水ヶ浦岬からの眺め

海の上に小さな島が点在し、美しい風景です。この小さな島々のひとつに「烏帽子瀬(えぼうす)」があります。烏帽子瀬に冒頭で写真であげたトンネルが設置されています。このトンネルは炭坑の跡で、とてもめずらしい海底炭田から石炭をほりだすためにつくられた斜坑(しゃこう)の跡です。

烏帽子坑 熊本県天草市牛深

烏帽子坑


烏帽子瀬で掘られてたために、この炭坑は烏帽子坑と呼ばれていました。烏帽子坑では「キラ炭」とよばれる、炭化度がたかくて火力がとても強い、良質な石炭がとれました。そのため、この石炭は軍艦に使用するためにほりだされており、海軍からも石炭産出のための援助がだされていたそうです参照

陸地から烏帽子坑までの距離 熊本県天草市牛深町

烏帽子坑は陸地から約170mもの沖合にあります。岩礁に赤レンガの坑口が海上にみえます。この坑口の赤レンガは、赤土と松ヤニをまぜて接着したとされます参照

 

しかし、ごらんのとおり海の中にある炭坑なので湧水(ゆうすい)がおおくて、4~5年しか営業ができなかったといいます烏帽子坑の沖側にたてられているレンガ造りの壁は防波堤であり、この防波堤のおかげで、明治30年頃の炭坑創業から140年もたったいまでも坑口が比較的よい状態でのこっているのでしょう。

 

私が烏帽子坑にいった日は単焦点レンズしかもっていっていなかったので、残念な思いをしました。烏帽子坑の坑口跡までは近づくことはできないので、カメラで撮影する場合は望遠レンズをもっていくとよかったです。