北九州都市高速4号線を、小倉から下関(しものせき)方面へ走っていると、「門司区奥田(座標値:33.913752,130.960401)」地点で、右手側に大きな神社をめにすることができます。淡島神社です。
この神社はいぜんから気になっており、一度いってみたいと思っていました。そして淡島神社へいったときに、たまたま見つけたのが、今回ご紹介する庚申塔です。庚申塔は県道262号線沿いにまつられており、庚申塔ちかくには「淡島神社前」のバス停があります。↓下の写真では庚申塔の左奥にバス停がみえています。
場所:福岡県北九州市門司区奥田
座標値:33.914585,130.962152
庚申塔には「猿田彦太神」とシンプルに文字のみが刻まれています。大神の「大」は「太」です。
庚申塔にむかって右側面には「天保五年九月」と刻まれています。天保五年は西暦1834年です。
天保という元号は時代のながれからすると、どのあたりの時代なのでしょう。明治元年からさかのぼって天保五年は何年前なのかしらべてみました。明治元年は1868年、天保五年は1834年。34年の差なのですね。
”天保”と聞くと、なんだか大むかしの感じがしますが、近代化がはじまった明治時代から数えるとわずか34年前のものだということがわかりました。具体的に数字でくらべてみると”感覚”のズレが修正されておもしろいですね。