場所:福岡県古賀市薦野 清瀧寺境内
座標値:33.736928,130.536448
樹木について私はよくわからないのですが、古賀市のホームページで「文化財」のページを拝読していると「イスノキ」というめずらしい名前の樹が、県指定の文化財となっていることを知りました。
参照:古賀市HP 県指定文化財
どうしてイスノキという名前がついているのか?どんな樹なのか?見てみたかったので行ってみることにしました。
イスノキはどうして、このような珍しい名前となっているのか、この樹の特徴をWikipediaで調べてみるとなんとなく想像できます。
材は非常に堅く、家具、杖の素材にされる。とくにイスノキ材の木刀は、示現流系統の剣術で使用されているのは有名(参照:Wikipedia-イスノキ)
材質の特徴はとても堅いということなので、おそらくむかしは椅子の材料として重宝されていたため「イスノキ」と名付けられたのでしょう。
「イスノキ」のほかの特徴として、虫が葉に大きな虫えい(袋状の虫こぶ)をつくり、成虫が出たあとにできた穴を吹くと”ヒョウヒョウ”と鳴るそうです。そのために「ヒョンノキ」とも呼ばれます。残念ながら、虫こぶはみつけられませんでしたが、案内板に”虫こぶとはこんな感じ”という写真が掲載されていました↓
古賀市薦野(こもの)のイスノキは、清龍寺の正面門から北東へのびる石段をのぼりきって左手側に見えます。この石段は薬師堂へとむかっています。
清龍寺境内のイスノキは、樹齢約300年、胸高周囲4m、高さ20mあり、イスノキとしては比較的おおきな部類になるそうで、そのために福岡県の天然記念物に指定されました。
古賀市の史跡をさがしていたときに、たまたま、このイスノキの情報を得ました。考えてみると、福岡県古賀市ではあまり史跡などをさがしにくる機会がありませんでした。古賀の町をまわってみると、意外に多くの庚申塔をはじめとする石造史跡をみかけます。
図書館や史料館で古賀市の歴史をしらべてみると、まだほかにも史跡をみつけることができそうな印象をもちます。